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今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい量子コンピュータの本

山ア耕造

User Review :2.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784526081071
ISBN 10 : 4526081078
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

量子コンピュータは、量子力学の技術を使って能力を飛躍的に向上させた次世代の超高速・超並列コンピュータ。この開発競争も盛んな話題の技術について、基礎理論、量子計算から、関連知識、開発状況に至るまでを紹介する。

目次 : 第1章 量子コンピュータはどれだけ凄いのか?/ 第2章 量子コンピュータとは?/ 第3章 量子の原理をどう使うの?/ 第4章 量子コンピュータの種類は?/ 第5章 量子ビットと量子ゲートとは?/ 第6章 量子回路と量子アルゴリズムとは?/ 第7章 量子ビットのハードウェアと量子暗号のしくみは?/ 第8章 量子コンピュータ開発の世界の現状は?/ 第9章 量子コンピュータの活用と未来展望!

【著者紹介】
山〓耕造 : 1949年富山県生まれ。1972年東京大学工学部卒業。1977年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・工学博士。名古屋大学プラズマ研究所助手・助教授、核融合科学研究所助教授・教授を経て、2005年4月より名古屋大学大学院工学研究科エネルギー理工学専攻教授。その間、1797年より約2年間、米国プリンストン大学プラズマ物理研究所客員研究員、1992年より3年間、(旧)文部省国際学術局学術調査官。2013年3月名古屋大学定年退職。現在、名古屋大学名誉教授、自然科学研究機構核融合科学研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この本は記述は簡潔だが決してやさしくはな...

投稿日:2021/03/01 (月)

この本は記述は簡潔だが決してやさしくはない。 トピックを決めて1ページは文章で解説、1ページは図や表でまとめてあるという形式で進んでいくので、もっとかみ砕いて分かりやすい文章で説明すべきだろうと思われる部分が随所に散見される。 想定される読者は「量子コンピュータについて知りたいと思っている一般人」ではなく、大学で物理学とコンピュータ科学を学んだ人のように思える。 「これから知りたいと思っている人」は。この本の記述を読んでも肝心なところでは理解が困難だろうが、この本を読んで「キーワード」を頭の片隅に置くことはできるので、もっと懇切丁寧に説明している本を改めて読んだときに「ああそういえばそういうキーワードがあったな、そういうことだったのか」という使い方になるだろう。 「アインシュタインが1921年に光電効果の解明した」とか単純な事実も間違えていたりして、著者が自分の知識以上に手を広げ過ぎた感があり、説明が今一つ分かりにくいのは著者の見識不足なのではないかという悪印象にもつながる。 繰り返すがキーワードを知る整理するという面では便利ではある。

ロマンティック さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紙狸

    【残念、歯が立たず】2021年1月刊行。今話題の「量子コンピュータ」の概略を知りたくて、検索により題名から選んだが、甘くなかった。高校レベルの理科系の素養では予備知識として足りない。核心の部分が理解できなかった。周辺的な収穫はあった。量子コンピュータは1982年に米国の物理学者リチャード・ファインマンが提案し、85年に英国の物理学者デイヴィッド・ドイチュが計算モデルを考案したという。ファインマンの名前は懐かしい。

  • うぃっくす

    今まで読んだトコトンやさしいシリーズの中で一番やさしくなかったw量子コンピュータはすごい!早い!って言われてるから何がどう違うのなと思って読んでみたけど量子力学の基本から応用まで?なのかな?わかってないと無理では。最近のエンジニアってすごいんですね…。わたしに唯一わかったのは従来のアナログ型は0/1でしか処理できなかったけど量子コンピュータは重ね合わせを処理できるから指数関数的に処理できる量が増える、と。ただし重なり合った状態で観測はできないから出力の数は低い?みたいな?わからん。複雑化に脳が追いつかない

  • こもも

    誰にとってトコトンやさしいのか…?と思ってしまうくらい難解でした。もう少し勉強してまた再読したいと思います。量子コンピュータの概要と今どこまで研究が進んでいるのかということは押さえられました。量子スプレマシー(量子超越性)を実証したと最初に名乗りを上げたのがGoogle。54個の量子ビットを持つSycamoreが、スパコンで1万年かかる計算を3分20秒で解いた。(ただしIBMは、自社のスパコンなら1万年じゃなく2日半で可能と言っている。)個人的には量子暗号についてをもう少し勉強したい。

  • 富士獣

    対象層と表紙の色合いが近い『絵で見てわかる〜』と比べると「1年情報が新しい」「量子ビッドの説明が丁寧」が長所。あとコラムの映画紹介が面白い。一方で「(日本のビジネスパーソンが主に興味がある)量子アニーリングの説明が少ない」「著者はこの分野の専門ではないので一部芯を食ってない」「本当の門外漢が読むにはやや敷居が高い」ため、どちらか1冊だけ読むなら『絵で見てわかる〜』かも。

  • regacian

    表紙や題名の印象とは異なり、かなり踏み込んだ内容を扱っている本だった。量子計算のアルゴリズムの面では高速な素因数分解法であるショアアルゴリズムの解説、量子コンピュータの実現の面ではトランズモン型量子ビットの説明まで含まれる。1トピック見開き1ページなのは見やすいのだがこのトピックではもう少し紙面を割いてほしいと感じることも多かった。ブラ・ケット表記などの量子力学の知識は前提としてないと通読は厳しいと思う。また、理解を深めるためにはQiskitのテキストなど別の資料も適宜参照しながら読むことをおすすめする。

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