Product Details
ISBN 10 : 4140912812
Content Description
ギロチンや恐怖政治より重要な事実。『第三身分とは何か』で革命に火をつけた理論家シィエスがその後政治の第一線に立ち続け、ナポレオンを呼び込んで自ら革命に終止符を打ったことは知られているだろうか。本書は、シィエスの視点から激動の十年間を簡潔に描くことで革命の全体像と、注目されてこなかった歴史的意義を見出す。「人民主権」の危険性を痛感するシィエスが実現したのは、立法権よりも行政権を重視する近代的な代表制であり、今もフランス政治に受け継がれる「極端な中道主義」だった―憲法と議会を軸に展開する、新・フランス革命史!
目次 : 序章 フランス革命の論じ方/ 第1章 アンシアン・レジームとは何か―「特権による自由」と初期シィエスの思想/ 第2章 一七八九年=「シィエスの年」/ 第3章 慧眼の理論家のつまずき―孤立するシィエス/ 第4章 革命のモグラ―いかに恐怖政治を乗り切るか/ 第5章 立法府より執行府を―九五年憲法は何を変えたか/ 第6章 ナポレオンとの同床異夢/ 終章 過激中道派の先駆者
【著者紹介】
山〓耕一 : 1950年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程を単位取得退学。博士(社会学)。武蔵大学教授、一橋大学社会科学古典資料センター教授などを歴任。2005年から国際フランス革命史委員会副委員長、のち委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かふ
読了日:2023/12/06
ジュンジュン
読了日:2023/11/28
ホウ
読了日:2025/05/14
Myrmidon
読了日:2023/10/18
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