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ISBN 10 : 404082265X
Content Description
タフな男であるはずだった。
ちょっとぐらいの骨折なら、
何もいわずにゲームに出ていくような男だった。
そしていつものようにプレイして、
けろりとしている男だった。
“鉄人” にふさわしいエピソードをいくつも残していた。
その鉄人の、心の内側は、
とてもナイーブで傷つきやすく、繊細だった。
それが見えたとき、
人はこの鉄人を好きになるのだろう、と思われた。
(「バットマンに栄冠を――衣笠祥雄の最後のシーズン」より)
衣笠祥雄、星野仙一、根本陸夫、東尾修、荒木大輔、落合博満、田淵幸一、江夏豊。
昭和のレジェンドの素顔に迫る、山際淳司・プロ野球短編傑作選。
【目次】
第一章 名将
・メルセデスにて
・オールド・ボーイズ・オブ・サマー
第二章 名投手
・<サンデー兆治>のこと
・二〇〇勝のマウンド
・そして今夜もエースが笑う
第三章 強打者
・アウトコース
・田淵の夏の終わり
・バットマンに栄冠を――衣笠祥雄の最後のシーズン
終章 引退
・一本松にて
【著者紹介】
山際淳司 : 作家。1948年神奈川県生まれ。中央大学法学部卒業後、ライターとして活動。80年「Sports Graphic Number」(文藝春秋)創刊号に掲載された短編ノンフィクション「江夏の21球」で注目を集める。81年同作が収録された『スローカーブを、もう一球』(角川書店)で第8回日本ノンフィクション賞を受賞。NHKのスポーツキャスターとしても活躍。95年5月29日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヴェネツィア
読了日:2021/05/16
金吾
読了日:2023/10/03
ようはん
読了日:2023/10/12
miu
読了日:2018/09/16
雲國斎
読了日:2021/06/25
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