大和川付替えと流域環境の変遷

３００年前に行われた大和川の大規模付替え工事は、その後、地域にどのような影響をもたらしたのか。発掘調査結果と文献史料に基づき、流域環境の変遷と地域住民の対応を詳細に分析した、「物証土木史」の試み。

【著者紹介】
西田一彦 : １９３４年徳島県生まれ。１９５０年京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学助教授、関西大学教授、同工学研究科長を経て、関西大学名誉教授、関西地盤環境研究センター顧問、工学博士。その間、地盤工学会理事、同関西支部長、同遺跡の保存技術委員会委員長、および土木学会土木史研究委員会委員などを務める。地盤工学会名誉会員、１９８９年地盤工学会功労章、２００７年同関西支部社会貢献賞を受ける。専門分野は地盤工学・土木史・遺跡の保存技術

山野寿男 : １９３７年大阪府生まれ。北海道大学工学部衛生工学科卒業。元大阪市下水道局副理事・元大阪産業大学非常勤講師、専門分野は下水道工学・土木史

玉野富雄 : １９４８年大阪府生まれ。名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。現在、大阪産業大学工学部都市創造工学科教授。工学博士。専門分野は地盤工学・土木史

北川央 : １９６１年大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。現在、大阪城天守閣研究副主幹。専門分野は織豊期政治史・近世庶民信仰史・大阪地域史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）