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土の塔に木が生えて シロアリ塚からはじまる小さな森の話 新・動物記

山科千里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784814004621
ISBN 10 : 4814004621
Format
Books
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

砂に覆われた平坦な大地が広がるナミビア北部、疎らな木々に混じってそびえ立つシロアリ塚。細長い土の塔のような形をしたそれは、やがて形を変えて小さな丘になり、さまざまな生き物が集うこんもりとした森になるという。しかし、叩けば鍬が曲がるほどカチカチの塔の上に、最初の一本の木はどうやって生えるというのか。誰も見たことのない数百年の物語の原点に迫るべくナミビアの広野を踏査した壮大な動物記。

目次 : 1章 始まりはシロアリ塚(アフリカのどこかへ/ “最果ての地”の先の村)/ 2章 緑の傘を差した「土の塔」(シロアリ塚とは?/ アフリカで調査を始める ほか)/ 3章 森を支える小さな丘(“カラハリ砂漠”の中の村/ ムヤコ村で調査をする ほか)/ 4章 アフリカの人びととシロアリ(シロアリ塚の土を使う/ 美味しいものを生み出すシロアリ塚 ほか)/ 5章 自然保護区に生きる人びと(生きものの宝庫、ナミビア/ 「人は動物には敵わない」 ほか)

【著者紹介】
山科千里 : 2012年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(アフリカ地域研究専攻)修了。博士(地域研究)。筑波大学生命環境系特任助教を経て、現在は日本学術振興会特別研究員(RPD)。小さい頃から虫捕りや自然の中で遊ぶことは好きだったものの、大学卒業までは研究ともアフリカとも無縁のサッカーに明け暮れる日々を送る。その一方、自分はいつかアフリカに行くと心の中で決めていたため、「アフリカに行ける」という理由で大学院を選び、進学。入学の3か月後にはアフリカ南西部に位置するナミビで一人調査を始める。“シロアリ塚”は、大学院入学のためにたまたま見つけたテーマだったが、調べていくうちに、豊かな植物相を育み、多くの野生動物が訪れ、人びとの生活にも深くかかわるその存在に魅せられ、現在まで研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 海星梨

    うーん、研究として何もわかっておらず、知見も他からの引用ばかりで退屈すぎた。現地のフィールドワークの話に極振りして、村とか家族のエピソードを書いてほしいレベル。一番の原因は、シロアリ塚だけにフォーカスしてシロアリやその栽培菌に全く注意を払っていない点だと思う。ていうか、現地でフィールドワークして、生物学的研究する技術がないなら、文化人類学的な手法にしてシロアリ塚の人的利用に絞った方が面白いと思う。

  • Tomonori Yonezawa

    地元図書館▼2023.4.20 初版一刷▼5章277頁、1.2章は🇳🇦オンバス村のシロアリ塚、3章〜ムヤコ村でシロアリ塚→塚が丘に→森にとか、シロアリと人々の暮らしの関わりとか▼調査した内容と調査場所での生活話がずーっとゴッチャになってて研究成果は何なんぞや?な印象。最後まで読み終えるとまだまだ全然解き明かされていないテーマなのだなとは分かる。▼イマイチだなぁと思いながら読み進めるも、一気読みしたから面白かったのかな?▼ページ表記のフォントにこだわるより本文のフォントにこだわってほしい。

  • takao

    ふむ

  • 林克也

    スゲー!!! 文章めちゃ上手い。 勿論研究の手法や内容そのものも素晴らしいけど。 京大の研究者が書く本、ホントに面白い。

  • maimai

    現地での生活の話は出てくるが、研究の話が薄い。もう少し、研究にフォーカスして議論をしてほしい。

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