Product Details
ISBN 10 : 4768459633
Content Description
敗戦が近づく日本。空襲が激しくなる中、学童疎開を進める。皇太子(現上皇)も学習院の子どもたちとともに日光に疎開するが、本土決戦が近づくにつれ、米軍が日光にまで侵攻することが危惧された。近衛師団の森師団長に皇太子を守るように命じられた日光の近衛儀仗隊は、いかにして皇太子を守るか腐心する。さらに、終戦を迎え、今度はポツダム宣言受諾に反対し、戦争を継続しようとする一部将校が日光にいる皇太子を擁してクーデターを起こそうとし、その動きに近衛儀仗隊は翻弄される。その動きを抑えてたら、次は進駐軍が「皇太子を拉致する」という噂が入る。(これは嘘だった)
このような騒動を中心に、戦争継続派と戦争を終わらせようとする人たちの終戦前後の動向、さらに当時の皇室や皇統を護持しようとする旧軍人たちの動向を描いていく。
敗戦から80年、混乱を極めた敗戦時前後の皇室や軍の動きは、未だ謎に包まれたことが多い。本書は、皇太子明仁を擁立し国体を護ろうとした勢力や、それを阻止しようとした勢力が影武者を作りながら北海道まで逃げようとしたこと、進駐軍が皇太子を確保しようとしたこと等、これまで断片的に語られてきたことを一本の線に収め、事実を探求した。
【著者紹介】
山田邦紀 : 1945年福井県敦賀市生まれ。早稲田大学仏文科卒業。夕刊紙『日刊ゲンダイ』編集部記者として30年間にわたって活動、現在はフリー
坂本俊夫 : 1954年栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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