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明治時代の人生相談 一〇〇年前の日本人は何を悩んでいたか

山田邦紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784537255041
ISBN 10 : 4537255048
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2007
Japan

Content Description

100年前の日本人は、どんなことに悩んでいたのだろう。恋愛・家庭問題、身分の問題、生活の不満、徴兵、将来の夢…。明治時代の新聞、雑誌に掲載された人生相談から、当時の世相、現代との意外なギャップに迫る。

【著者紹介】
山田邦紀 : 1945年福井県敦賀市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。雑誌記者などを経て(株)日刊現代に入社。夕刊紙『日刊ゲンダイ』創刊に参画。以来、30年間、編集記者として、主に経済面、社会面にて活躍。現在はフリーランスのライターとして書籍、雑誌など、幅広く執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • shikashika555

    明治期の新聞や婦人雑誌掲載の人生相談抜粋。 いかにも時代を感じさせる所以は、情報量の少なさと古来の儒教道徳、そして貧困の三点に集約されるように感じた。 内容としては 「親の自分すら知り得ぬ三太九郎(サンタクロース)と申す者が土産を持ってくるなどと嘘を教える(日曜)学校とやらには子供をやりたくない」 「夫に芸者から年賀状が来た」 「親の決めた縁談より本当に好きな人と添いたい」 「娘を芸者にして玉の輿に乗らせたい」 「活動写真を見せると子供がダメにならないか」 「外国人の下女となりなんとか生活を」等。

  • ちさと

    120年ほど前の日本、市井の人びとはどんな悩みを抱えて生きていたのか。本書は、「都新聞」「女學雑誌」に明治40年頃掲載された、人生相談138本を1冊に編んだもの。「お歯黒はやめたほうが良いのでせうか」に始まる風俗や迷信に関する相談、「ハンケチによる男女会話の方法を問ふ」「三太九郎とは何者か(サンタクロース)」のようなほっこりする質問、他、海外移住の問い合わせ先や病身の母のために芸妓屋に身売りしたいなど時代を感じる相談も盛りだくさん。回答する記者の言い回しがまた秀逸。相談者のその後が気になる。

  • 椿

    昔の人たちの悩み、現在でも理解できるものもあれば、はぁ?と首を傾げたくなるものまで様々だったよ。それにしても、男尊女卑がひどい。「産めよ殖やせよ」の時代で、堕胎罪なんてあったことは知らなかったなぁ。

  • mimm

    およそ100年前の人々は何を悩んでいたか。「都新聞」を中心に「女學世界」「女學雑誌」「いらつめ」などの婦人雑誌に掲載された人生相談138本を編んだ一冊です。分かり易い解説とともに、当時の人はえ?こんなコトで悩むの?とその内容にもびっくり。情報のなさすぎも大変です。当時の女性の地位の低さ、男性でも庶民は割と苦しい生活を強いられたりしているコトなど見ると、古き良き日本ってやっぱり一部の特権階級の男性だけが思うことなんじゃないかなぁ…と考えてしまいます。お勧め。

  • ぽけっとももんが

    すごい男尊女卑だけれども、昭和40、50年代くらいまではまだ似たような価値観だったような気もする。田舎では女が学をつけると婚期が遅れると真顔で言う人も多かった。確かお見合いと恋愛結婚の数が逆転したのも40年代だったし。さて、明治時代の悩み相談とその回答。面白いのは回答だ。なんだかむきになって怒りまくったり、美人と自惚れる女性を叱咤しつつ「来社するなら話を聞こう」と本音がこぼれたり。女性の自立についての的確なアドバイスが職業婦人の手になるものだったのは納得。

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