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戦争と漫画 戦地の物語 ちくま文庫

山田英生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480440372
ISBN 10 : 4480440372
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

死の行軍、沖縄戦、慰安婦、引揚、抑留‥戦後の漫画家は兵士や戦地の人々をどう描いたのか。シリーズ「戦争と漫画」第一巻。巻末エッセイ 吉田裕

【著者紹介】
山田英生 : 1968年生まれ。「内外タイムス」「アサヒ芸能」記者などを経て、書籍・コミックの企画編集、雑誌記事の取材執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • がらくたどん

    ちくまの戦後80年企画「戦争と漫画」三部作@戦争漫画は国策に沿った戦時中の漫画→まだ民主主義の薄皮一枚下で熾火のように残っていた戦時下スピリットへの憧憬を内包した英雄性と悲壮感が合体した戦記漫画→昭和30年以降社会が平時メンタル優勢になってからの戦争体験を回想・取材した漫画へと移行している。本作の執筆陣12名中ガチの従軍経験者は大正11年生まれの水木しげると大正15年生まれのわちさんぺい。戦中生まれが三人。他は昭和30年代以降に生まれた作家。彼らが平時メンタルの地平から戦争に何を見たかをこそ読み取りたい。

  • あたびー

    夏になればと言うか、東京空襲や沖縄戦の日もあって、一年中大戦のことを思わない季節はない。大戦を扱った漫画も数多くあり、中でも実際に体験した水木御大やちばてつや氏の作品は特に重要と思う。従軍慰安婦について書かれた作品が2点あり、石坂啓氏の作品では多少綺麗な女性が描かれてあるが、水木御大が実際に目にしたという女性の姿にはまさに地獄より何倍も酷い扱いが見て取れる。長蛇の列の男達の処理をさせられる生活、想像できるだろうか?兵隊が恩給をもらうなら彼女たちにもお金を上げて欲しいと言う水木御大の素直な感想が正しい。

  • ぐうぐう

    シリーズ『戦争と漫画』その第一弾は「戦地の物語」。1950年代のものから2020年代までと発表年は幅広く、また巨匠と呼ばれる漫画家もいれば新進気鋭の漫画家もいて、実に多様な作品が収録されている。冒頭の武田一義「ペリリュー」から引き込まれる。三頭身の可愛いキャラクターと描かれる非情さの落差が戦争の悲惨さを見事に捉えている。そういう意味では続く滝田ゆう「真空地帯」も同じ効果を持つ作品だ。水木しげる「カランコロン漂泊記」と石坂啓「突撃一番」は再読だが、慰安婦を描きながらもまるでアプローチが異なり、(つづく)

  • 阿部義彦

    本日発売。ちくま文庫で過去にも「貧乏まんが」「温泉まんが」「余生まんが」などを編纂した山田英生さんが、戦後80年を機に戦争に関する漫画を全3巻でまとめる事に。今回はそれの第一弾になります。有名無名様々な作家が収録されてます。何よりも目次の発表された年に注目です。私が生まれる前から最新は2021年まで。楳図かずおさん、水木しげるさんは流石の出来、暗の楳図、明の水木の構図。その他では慰安婦問題の石坂啓、そしてラーゲリの河井克夫(ダモイなんて言葉も自然と解る、歳とったなー)、今日マチ子さんが居るのも意外でした。

  • ryohjin

    戦争を描いた漫画のアンソロジー。全3巻になる予定のようで、この第1巻では12編が収録されています。戦場での兵士、軍隊での理不尽、捕虜収容所、慰安婦、沖縄戦で看護をする少女や住民など、多様な場面から描かれた漫画の表現力が心にささり、あらためて戦争の恐ろしさや不条理さを感じました。戦争の記憶が薄れていく今、まとめられたこのような作品を多くの人が受け止めていくことが必要であると感じました。続く2巻も読んでおこうと思います。

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