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いまどきのクラシック音楽の愉しみ方

山田治生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784871985741
ISBN 10 : 4871985741
Format
Books
Release Date
August/2012
Japan

Product Description

リアルタイムで語られるクラシック


twitterがクラシック愛好家に与えた影響はじつに大きい。演奏会が終わるやいなや、皆が感想を書いたり読んだりするようになり、絶賛ツイートがタイムラインにあふれかえって“祭り”状態になることも。そんなクラシック界の急激な変化を体験してきた筆者ならではの視点で語られる“今”が面白い。後半は筆者の2年あまりにおよぶ“twitter演奏会日記”を完全収録。


(CDジャーナル 2012年11月号より)


Content Description

ネット時代到来! 最も旧い音楽「クラシック」の楽しみ方は大きく変わった!

子育て中の気鋭の音楽評論家が、子どもを託児所に預けながらコンサートに通う日々をTwitterで実況中継。異端のピアニストが異常に遅く演奏したため、託児所に延長料金を払うはめになった話から、世界的演奏家へのインタビュー、時には辛辣な演奏評、あるいは称賛、そして公演のありかたにまで踏み込む。

第一部 4つの章で、いまどきのクラシック事情と、楽しみ方を語る。
第1章:クラシック音楽の楽しみ
●音楽がわかるということ ●クラシック音楽とは? ●「感動」という言葉 ●伝統の長さ 
●アジア人にとってのクラシック音楽 ●アジア的クラシックの楽しみ方 ●アジア音楽事情
第2章 ホールで楽しむ
●舞台は生身の人間がやっているということについて ●携帯電話のハプニング ●ブーイングについて ●コンサートの託児室 ●日本の現状、アジア市場 ●ボローニャ歌劇場でのブーイングについて ●来日公演のピーク ●オペラでのオケへの拍手 ●学生券について ●海外のオペラハウスの楽しみ ●夏の野外コンサートの楽しみ ●拍手のマナー
第3章 メディアで楽しむ
●所有から共有へ ●世界のオーケストラと録音 ●クラシック音楽の映像の配信 ●ネット・ラジオ ●シュターツオーパーの訳語について ●作品の呼称、ニックネームについて
第4章 さまざまなクラシック音楽を楽しむ
●バロック・ヴァイオリンとモダン・ヴァイオリン ●モーツァルトのオペラ ●ベートーヴェンの呪縛 ●◎ヴィオレッタの悲劇 ●プッチーニの《ラ・ボエーム》 ●《蝶々夫人》とリアリズム 
●プッチーニのヒロインたち ●バーンスタイン〜クラシックとミュージカルの狭間で
●現代的なオペラ演出〜ペーター・コンヴィチュニーをめぐって

第二部  Twitter編
2010年4月から、2012年6月まで。3.11大震災以後の、コンサート自粛ムードとチャリティーの流行、そして相次ぐ来日キャンセルで揺れた日々。ひとりの音楽ファンが何を考え、コンサートに通っていたか。

【著者・山田治生(やまだはるお)】音楽評論家。
1964年、京都市生まれ。1987年、慶応義塾大学経済学部卒業。著書に小澤征爾の評伝である『音楽の旅人――ある日本人指揮者の軌跡』(アルファベータ)、『オペラガイド130選』(編著、成美堂出版)、『バイオリンおもしろ雑学事典』(共著、ヤマハ)、訳書『バーンスタインの思い出』(音楽之友社)等。


目次 : 【CONTENTS】 / ■第1章  クラシック音楽の愉しみ / 音楽がわかるということ/クラシック音楽とは? / 「感動」という言葉/技巧について / バーンスタインのマーラー交響曲第9番をめぐって / オペラのススメ/伝統の長さ/アジア人にとってのクラシック音楽/他 / ■第2章  ホールで愉しむ / 舞台は生身の人間がやっているということについて / 携帯電話のハプニング/拍手のマナー / オペラでのオーケストラへの拍手/ブーイングについて / ボローニャ歌劇場でのブーイングについて/他 / ■第3章  メディアで愉しむ / 所有から共有へ/世界のオーケストラと録音 / ネット・ラジオ/クラシック音楽の映像の配信 / Twitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック) / 音楽評論について/作品の呼称、ニックネームについて/他 / ■第4章  さまざまなクラシック音楽を愉しむ / バロック・ヴァイオリンとモダン・ヴァイオリン、そしてモダン奏法の行方 / モーツァルトのオペラの愉しみ/ベートーヴェンの呪縛 / 現代的なオペラ演出の愉しみ〜ペーター・コンヴィチュニーをめぐって / ヴィオレッタの悲劇/プッチーニの≪ラ・ボエーム≫/他 / ■ツイッター演奏会日記 2010.4〜2011.6 巻末 / *コンサート&オペラについてツイッターでリアルタイムにつぶやいた感想&批評を完全収録。 / 2011年3月11日を境に、音楽界がどう変わったかを体感。

【著者紹介】
山田治生 : 音楽評論家。1964年、京都市生まれ。1987年、慶応義塾大学経済学部卒業。「音楽の友」、「CDジャーナル」などの雑誌で、演奏会評、CD評、インタビュー記事などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マーク

    34 なかなか楽しい本。おすすめオペラは、ラボエーム、トゥーランドット、アイーダ、蝶々夫人、サロメ、ベアレス。全く好みが異なる! 初心者へは、ラボエーム、トゥーランドット、カヴァレリアルスティカーナ。

  • tegege

    予想外れで内容薄い。特に後半のツイッター転記は余分だな。あの1/3のボリュームで良い。バイオリンの弓のみ、妙にこだわった評論だった。逆に音質への意見に、あまり印象が無い。

  • Decoy

    クラシック音楽を聴き始めた人向けの、「もっと愉しむための入門書」として、すごくいいと思う。子供向けコンサートとか託児ルームなど、従来無視されがちだったが、当事者にとっては大きな問題にも触れている点が良い。

  • kino

    横書き部分、デザイン的に読み難い… 段落の初めは1マス空けるというお約束の必要性を強く感じる。文章、編集も何か散漫な気が。

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