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フランスの外交力 自主独立の伝統と戦略

山田文比古

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087203103
ISBN 10 : 4087203107
Format
Books
Release Date
September/2005
Japan

Content Description

GDPでは日本の半分以下のフランスが、国際社会で存在感を保ち、自主独立外交を展開できる秘密はどこにあるのか。その実像と国家戦略を、様々な具体例を挙げながらわかりやすく論じる。

【著者紹介】
山田文比古 : 1954年福岡県生まれ。1977年フランス・ストラスブール政治学院留学。1980年京都大学法学部卒業後、外務省入省。1981年フランス国立行政学院(ENA)留学。2000年外務省欧亜局西欧第一課長。2002年フランス国際関係研究所(IFRI)客員研究員。2003年より駐フランス公使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヤギ郎

    第五共和制下のフランスの外交力を分析した一冊。ドゴールやミッテラン、シラクなどが主要な登場人物。(本書は2005年出版。)英語を土台として成立しているアメリカ中心外交に対し、フランス語で対抗しようとするフランスがいる。国際交流が活発に行われている現代において、一国で世界に影響を与えるのは難しい。旧植民地国に対して影響力を行使しながら、フランス外交は多元的な国際環境を描こうとしている。時系列に論じているというより、政策別に議論を展開し、外交政策を多面的に分析している。

  • ねこ

    非常に興味深いフランス外交の詳述でした。フランス外交の近代からの歴史を振り返るとともに、イラク戦争というものを主眼としながらフランスがどう世界と向き合って来たのかが分かりました。個人的にちょいちょい出てくるコラムが面白くて好きでした。

  • 思っていた以上に覇権的です。フランス語圏の北アフリカ諸国では宗主国としての影響力を行使し、圧倒的な経済力をもつが政治的にハンディがあるドイツを抱き込み欧州での覇権を築き、軍事産業に力を入れて、米国やロシアとも色合いの異なる第三の立ち位置を確保。日本に居ると米国、ロシア、中国などの文字通りの大国に関する情報は良く入るけれど、ちょっと盲点でした。国際政治って本当に微妙なバランスの上に構築されているのだな、と改めて思いました。

  • 水無月十六(ニール・フィレル)

    フランスの外交手腕を紐解く本。フランスはなぜアメリカにノーといえるのか。カードの切り方がうまいのか。読み進めていると、フランス外交の強さと同時にフランス外交の問題点も見えてくる。日本に今必要なのは同調することのない同盟を組める外交力ではなかろうか。

  • 芸術家くーまん843

    アルジェリアにフランスは積極的に関わっている。北アフリカはフランスとも関係が深い。国際社会の中で、経済的にもそれほどまで大きくないフランスが、なぜ外交力を発揮できるのか。・フランスは、摩擦をものともせず、自らの信念と国益にしたがって、孤高の外交を貫いているかのように見える。この点で、フランス外交は生半可な国際協調主義とは対極の位置にある。・どうしてフランスはそれが可能なのか。核保有国、国連安全保障常任理事国、ヨーロッパの中元に位置する地政学的優位性、アフリカなど旧植民地諸国との密接な関係、フランス語とフラ

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