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ISBN 10 : 4623087913
Content Description
足利義輝(1536年から65年)・義昭(1537年から97年)戦国時代末期の足利将軍(13代・15代将軍)。
戦国末期、滅びゆく将軍家を立て直さんと、足利義輝・義昭の二人は奮闘した。一体、彼らはどのように戦ったのか、そして、なぜ勝てなかったのか。知られざる二人の「生きざま」を、平易な文章で明快に描き出す。
目次
はしがき
序 章 「戦国」とは、どのような時代であったのか――全体の見取り図を描く
1 なぜ足利将軍は凋落したのか
2 足利将軍家は、なぜすぐに滅亡しなかったのか
第T部 一三代将軍・義輝――中途で斃れた未完の英主
プロローグ――最後の戦いに剣を取れ
第一章 父はかく戦えり――父・義晴はどのようにして生き残ってきたのか
1 なぜ父・義晴は近江に亡命していたのか
2 父・義晴は、なぜ息子の政界デビューを早めたのか
3 父・義晴の失策とは何か
第二章 三好長慶を討伐せよ――義輝は三好にどう立ち向かったのか
1 義輝はなぜ三好長慶と対立したのか
2 義輝が帰京後、再び三好と対立した理由は何か
3 義輝はなぜまた京都を追われてしまうのか
第三章 京都を奪い返せ――義輝はいかにして反撃したのか
1 義輝はどのようにして京都を奪還したのか
2 義輝は京都に戻った後、三好といかなる関係にあったのか
第四章 将軍殺害のミステリー――義輝はなぜ殺されたのか
1 義輝はどのようにして勢威を拡大させていったのか
2 義輝はいかにして斃されたのか
3 義輝弑逆の原因は何か
エピローグ――義輝はなぜ苦難の人生を歩むことになったのか
第U部 足利最後の将軍・義昭――信長を悩ませた希代の梟雄
プロローグ――梟雄、静かに眠る
第五章 京都に旗を揚げよ――義昭は兄の死後、どう動いたのか
1 義昭はなぜ上洛断念に追い込まれるのか
2 信長はなぜ義昭と手を組んだのか
3 義昭・信長はいかにして上洛したのか
第六章 信長包囲網を粉砕せよ――義昭・信長は「元亀元年」をどう乗り切ったのか
1 信長・義昭は越前での大敗にいかに対処したのか
2 本願寺はなぜ戈矛を向けてきたのか
第七章 信長を討て――義昭と信長はなぜ対立したのか
1 信長は義昭の何に不満だったのか
2 義昭はなぜ反信長の兵を挙げたのか
3 義昭は信長になぜ勝てなかったのか
4 義昭はなぜ京都を追われたのか
第八章 死中に活を求めよ――義昭はいかにして再起したのか
1 信長の「天正三年の飛躍」はどのようにして達せられたのか
2 毛利氏はなぜ義昭に合力したのか
第九章 信長を包囲せよ――義昭は信長とどう戦ったのか
1 反信長派はいかにして戦ったのか
2 反信長派における義昭の役割は何か
3 反信長派はどのように追い詰められていったのか
第十章 力戦するも、ついに及ばず――義昭・反信長派の敗因は何か
1 合従・連衡とは何か
2 信長側に問題はなかったのか
3 信長の死後、義昭はどうしたのか
エピローグ――義昭はなぜ回天の望みを果たせなかったのか
主要参考文献
あとがき
足利義輝・義昭年譜
事項索引
人名索引
【著者紹介】
山田康弘 : 1966年群馬県生まれ。1998年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(史学)学位取得。現在、小山工業高等専門学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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