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ヒッチコック映画読本

山田宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582282634
ISBN 10 : 4582282636
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan

Content Description

「サスペンスの巨匠」のすべて。「映画」の神様・ヒッチコックへの長年の愛と感謝を余すことなく伝える、著者畢生の決定版。各国品への丁寧な解説に加えて、キム・ノヴァク、フランソワ・トリュフォー、蓮實重彦、秦早穂子との、ヒッチコックを巡る貴重なインタビューや対話もたっぷり収録。

目次 : 第1章 アルフレッド・ヒッチコック覚え書(「たかが映画じゃないか」とヒッチコックは言った/ 「俳優は家畜だ」とヒッチコックは言った ほか)/ 第2章 ヒッチコック的美女と犯罪(イングリッド・バーグマン『汚名』を中心に/ グレース・ケリーとヒッチコック的「亭主狩り」美女群 ほか)/ 第3章 イギリス時代のヒッチコック映画(ヒッチコック以前のヒッチコック―『快楽の園』から『リッチ・アンド・ストレンジ(おかしな成金夫婦)』まで/ 最初の「真のヒッチコック映画」―『下宿人』 ほか)/ 第4章 戦時下のヒッチコック映画(対談/蓮實重彦 ヒッチコックと「落ちる」こと―『海外特派員』/ ヒッチコックのロマンチック・コメディー―『スミス夫妻』 ほか)/ 第5章 アルフレッド・ヒッチコックは永遠に(ヒッチコック的時間と宙吊り空間―『ロープ』から『裏窓』へ/ ヒッチコックの家庭劇―『知りすぎていた男』 ほか)

【著者紹介】
山田宏一 : 映画評論家。1938年、ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。1964〜67年、パリ在住。その間「カイエ・デュ・シネマ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • コットン

    ヒッチコックの映画に関する楽しみを山田さんが教えてくれる本で、『映画術』の翻訳もした山田さんとトリュフォーとの対談や、キム・ノヴァグへのインタビュー、蓮實さんとの対談もある。特に蓮實さんとはリラックスしながら話されているようで、ここに淀川さんが入ればワンランクアップした『映画千一夜』的面白さなんだが…と思うのは私だけか?

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ヒッチコックの映画術や各作品に見受けられる精神性(嫁に疑惑を抱く姑と妻の不貞を許さない夫の共犯関係など)を過去の対談も交えながら展開される映画評論。父に見せた所、「山田宏一氏はヒッチコック映画の評論家としては良心的な方だから読んでも問題はないぞ」と言っていました。『見知らぬ乗客』よりも『ロープ』の方が同性愛的要素が強かったなんて!そして大好きな『ヴァルカン超特急』でのヒロインと主人公の持つ要素と関係性への相関性や窓に書かれた文字によるサスペンスを語りながらも肝心の展開は仄めかすだけというのも親切です。

  • yyrn

    韓国映画「パラサイト」のアカデミー賞受賞を知り、歴代の受賞作品を検索してみると2000年以降でちゃんと観たことがあるのは1本もないので驚いた。それ以前を辿れば次々と観た映画が現れるが「パラサイト」や「万引き家族」など人生の暗部をリアルに取り上げた映画が評価される最近の傾向に対して、映画は楽しい方がいいと私は暗に反発しているのかもしれない。ヒッチコックの映画はアカデミー賞とは無縁だが、この本で繰り返し述べられているとおり、とにかく面白い映画を作ることに情熱を傾けた監督で、作品解説を通してそれが良く分かる本

  • garth

    キム・ノヴァク「外面をすべてきめられてしまったために、内面もコントロールされてしまったのです。ミスター・ヒッチコックはわたしの外面を着せることによって、わたしの内面を裸にしてしまったのです……実にうまい手口です(笑)。外面をすべてコントロールすることによって内面をコントロールしてしまうというミスター・ヒッチコックならではのやりかたです」

  • vaudou

    読むほどに惹き込まれ、ヒッチコック映画が観たくなる。「スクリーンをエモーションで埋めつくす」映画術、それは批評が映画の深層に入り込む以前の娯楽映画のあり方であり、モチーフの反復(間違えられる男、列車、ブロンドの美女等)もスリラーの演出も、ようは観客を楽しませることだけ考えて撮った、その上で滲み出た「らしさ」(山田氏は「持ち芸」とも評する)なのだということを実感する一冊。「めまい」のあのオブセッションは、実はイングリッド・バーグマンの変り身を探し続けたヒッチコックその人の願望である、という指摘も興味深い。

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