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生態資源 モノ・場・ヒトを生かす世界

山田勇(森林生態学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784812217030
ISBN 10 : 4812217032
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

資源(モノ)は、人類(ヒト)が一方的に「獲得する」ものではない。資源との持続的な関係を築き上げ、暮らしをいとなむ人類も、生態系の一部なのだ―この「生態資源」のアイデアを核に、アジア、ユーラシア地域の人々の生業と資源の関係性を見つめ、地球環境の未来を見据える。

目次 : 生態資源を考える/ 第1部 海―アジア海域世界のヒトと資源のネットワーク(「ナマコの知」をもとめて―東アジアにおけるナマコ世界の多様性/ ひと・海・資源のダイナミクス―東南アジア海域世界におけるバジャウ人と商業性)/ 第2部 森―熱帯雨林の撹乱と資源をとりまくヒトと制度(沈香の森をめぐる人びと―東カリマンタン二〇〇七年の記録/ 持続可能な木材調達をめぐるポリティクス―森林認証制度と2020東京オリンピック/ 森林消失の比較政治学―熱帯アジアの違法伐採と森林の未来)/ 第3部 里―グローバル化と地域文化の継承(植物と体験の資源化―東南アジア島嶼部におけるジュズダマ属の利用をめぐって/ 牧畜民にとっての生態資源とその変貌―バルカン半島ブルガリアでの乳加工技術を中心として/ 山村を未来へ継ぐ―高知県大豊町の過去と未来)/ 第4部 生態資源の未来(ヴァナキュラーな地球環境問題)

【著者紹介】
山田勇 : 京都大学農学研究科卒業(農学博士)。京都大学名誉教授。専門は森林生態学。1995年日本林学会賞、2003年大同生命奨励賞

赤嶺淳 : フィリピン大学大学院人文学研究科(Ph.D.、フィリピン学)。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は食生活誌学、フィールドワーク教育論

平田昌弘 : 京都大学大学院農学研究科(博士、農学)。帯広畜産大学教授。専門は文化人類学、牧野生態学。2009年日本沙漠学会学術論文賞、2012年日本酪農科学会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • じゃがばた/天城私信

    この本、読書メーター内ではあまり読まれてもいないし感想も書かれてないけど、とてもいい本だな思いました。人々が生活する上で自然物を享受すること、その対象を「生態資源」と呼称し、研究者たちが自身の研究を通して人と生態系との繋がりを紹介する内容です。対象は海・森・里山・政治経済が章ごとに立てられていますが書き手によっては論文的だったりエッセイ的であったり色々な味付けがされてるので飽きずに読めます。一章あたり20-30頁なんで少しずつ読み進めても良いでしょう。裏付けとなる参考文献も豊富で情報としても信頼できます。

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