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重力のからくり ブルーバックス

山田克哉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065184622
ISBN 10 : 4065184622
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

「質量」と「重さ」の違いとは?素朴な問いから「物理学最大の難問」まで一気読み!自然界を支配する4つの力の中で、最も身近で最弱の力。この宇宙に現在の構造をもたらした最大の貢献者でありながら、なぜか「標準模型」に含まれない異端児。そして、その発生源である質量が重力を生み出す理由は不明のまま―。「ニュートンが考えた重力」と「アインシュタインが考えた重力」はどう違う?「重力と加速度が等しい」とはどういうことか?「見えない質量」=ダークマターを見る方法は?万有引力のふしぎを徹底的に解き明かす!

目次 : 第1章 「質量」と「重さ」のからくり―「kg=重さの単位」ではなかった!/ 第2章 「万有引力」のからくり―アリと地球が引き合う力はどちらが強い?/ 第3章 「質量保存の法則」とエネルギーのからくり―掟破りを許す“曲者”物理法則とは?/ 第4章 「見えない力」のからくり―物理学者も驚いた“万有斥力”の正体/ 第5章 「見えない質量」のからくり―宇宙初期から存在する「第二の重力源」/ 第6章 重力のからくり―相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか

【著者紹介】
山田克哉 : 1940年生まれ。東京電機大学工学部電子工学科卒業。米国テネシー大学工学部原子力工学科大学院修士課程(原子炉理論)、同大学理学部物理学科大学院博士課程(理論物理学)修了。Ph.D.。セントラル・アーカンソー大学物理学科助教授、カリフォルニア州立大学ドミンゲツヒル校物理学科助教授、ロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授を歴任。アメリカ物理学会会員。「読者に必ず理解してもらう」意欲にあふれた熱い筆運びで、ブルーバックスを代表する人気著者の一人。1999年には、講談社科学出版賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーくん

    重力を入口に現代物理学のサワリを語って行く。数式は重要な公式を観賞用として眺めるだけ。読者に負担をかけない。ニュートンの万有引力に始まり、「重さ」と「質量」の違い。「力」とは何か?「慣性質量」と「重力質量」。怪しげな(私にとって)重力の仕組みの理解を多少明確にして次は「質量保存則」とエネルギーについて、更には量子力学をつまみ食いしつつ宇宙論へ。「見えない質量」としてダークマター。そして締めはアインシュタイン。一般相対性理論の要点を噛み砕いて説明する。まあ噛み砕かれても良くわからないものはわからない。⇒

  • coolgang1957

    実は大学受験の時高校の担任から、おまえは数学と物理があかんくせになんで化学行きたいねんって言われてました。あの頃は違うもんやと思ってたからですね。でも化学でもいっぱい使います。やっぱり理解度は先生の言う通りでしたと何十年前の反省から入ります😄で、この本も数式はほぼスルー🤣ただ真空には何かあるんやね、そうでないと電磁波も届かないし遠くにある物質も見えないことになるのではと、アホの頭で考えました。重力も不思議なものやね。ニュートン力学と相対論と量子力学が早く仲良くなれますように…と手を合わせます🤣

  • 逆丸カツハ

    面白かった。天秤は質量を測ることのできる道具だという話が出ていて、ベイトソンの天秤の話が論駁されるか考えたが、かたや質量の測り方の話で、かたや単位の成立の話で、同じ道具を題材にしても論点が異なっていたので、違う話だった。

  • 原玉幸子

    知らなかった「計量テンソル」は恐らく一生頭に残りませんが、他の諸々はなーんとなくイメージでは理解している積りなので、読まなくてもよかったとちょい後悔。相対性理論が「時空はなめらかに連続的に変化」していて、離散的(デジタル?)な量子論と相容れないとは、「そやなー、でもそんな単純なもんか」と吃驚しつつの成程です。それよりも、何でも無限にある、と認識している人間から見れば、プランク定数、絶対温度、光速等、其々限界値が決まっていることが不思議です。「量子重力理論」だけが全てを語ることが出来る?(◎2023年・冬)

  • 寝落ち6段

    物が下に向かって落ちるという現象は、小さな子供でも知っている。なぜ下にしか落ちないのだろう、下に落ちる理由は何だろうと、当たり前のことに疑問を持つことが、どれだけ難しい事だろう。重力の研究について、一つ一つ順を追って説明されており、わかりやすいと思いますが、やはり情報量が多い。でも逆に言えば、それだけ多くの研究者が、多大な発見をしてきたということ。それでもまだまだ研究者たちの疑問は尽きない。このような本を読むと、人類の叡智とそれでも届かない宇宙の壮大さに敬服できる。

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