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美術の国の自由市民 矢代幸雄とバーナード・ベレンソンの往復書簡

山梨絵美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784472405556
ISBN 10 : 4472405555
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ともに美術作品を深く愛し、同志として交わしたことばの数々―。一人の日本人美術史家と、その恩師であるイタリア・ルネサンス絵画のカリスマ的鑑定家の、英文の往復書簡114通を翻訳。

目次 : 第1章 一九二三(大正一二)年‐一九二五(大正一四)年―書簡一〜一三/ 第2章 一九二七(昭和二)年‐一九二八(昭和三)年―書簡一四〜一七/ 第3章 一九三三(昭和八)年‐一九四二(昭和一七)年―書簡一八〜三五/ 第4章 一九四八(昭和二三)年‐一九五一(昭和二六)年―書簡三六〜五〇/ 第5章 一九五二(昭和二七)年‐一九五三(昭和二八)年―書簡五一〜六七/ 第6章 一九五四(昭和二九)年‐一九五五(昭和三〇)年―書簡六八〜八七/ 第7章 一九五六(昭和三一)年―書簡八八〜九六/ 第8章 一九五七(昭和三二)年‐一九五九(昭和三四)年―書簡九七〜一一四/ 論考(矢代幸雄と美術研究所―バーナード・ベレンソンの美術研究方法を日本に紹介する志の実現(山梨絵美子)/ 日本人批評家、ボッティチェッリを語る―矢代幸雄のモノグラフ(一九二五年)における断片化と普遍性(ジョナサン・K・ネルソン))

【著者紹介】
矢代幸雄 : 1890‐1975。横浜生まれ。美術史家・美術評論家。東京美術学校(現東京藝術大学)の西洋美術史担当教授を務めたほか、帝国美術院附属美術研究所(現東京文化財研究所)の設立など、日本の美術行政にも携わる

バーナード・ベレンソン : 1865‐1959。リトアニア生まれ。ユダヤ系アメリカ人で、イタリア・ルネサンス絵画の鑑定家・世界的権威。当時の作者同定を多くくつがえした。フィレンツェに居を定め、1890年代から在野の美術研究者として論文や著作を出版

山梨絵美子 : 東京文化財研究所副所長。専門は日本近代美術史

越川倫明 : 東京藝術大学美術学部教授。専門はイタリア・ルネサンス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • 氷菓子

    二人の美術の研究者がお互いの出版物を贈るのみならず、他の参考になりそうな書籍、資料を融通したり、お互いの書籍の出版に力を尽くしたりなど、現代ほどグローバル化がされていない時代とは思えないほど強い協力関係で結ばれていたことが分かる。矢代が日本の人事が政治的である事や戦中戦後の日本人に絶望して海外でのポストを探していることが述べられており、こうやって日本の優秀な研究者は海外に流出してしまうのだなと思った。大戦後に海外の大学も余裕がなく、矢代が日本に留まらざるを得なかったのは日本にとっては良かったかもしれない。

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