Product Details
ISBN 10 : 4886951767
Content Description
『沈黙』の背後にある遠藤の人生について、母親郁、井上神父、棄教神父や病床体験等の関わりを考察。そしで原題である「日向の匂い」に込められたテーマを、多くの資料を緻密に読み込むことで浮き彫りにした渾身の書。
目次 : 『沈黙』の真実を求めて―『日向の匂い』から/ 第1部 人生と信仰―『沈黙』の背後(母遠藤郁と周作―母子体験の真実/ 遠藤周作と井上洋治―日本におけるキリストの道)/ 第2部 『沈黙』を熟させたもの(病床体験と踏絵体験―『満潮の時刻』を中心に/ 棄教神父をめぐって―『火山』までと『沈黙』以降)/ 第3部 『沈黙』を読む―『日向の匂い』の題のもとに(踏絵後のロドリゴ―第9章をめぐって/ 「踏むがいい」―キリストのユダへの言葉から/ 沈黙の声―自然描写の象徴性/ 日本人の心性とキリスト教―母性的キリストの顔/ 母なるものの匂い)/ 母なるものの匂い
【著者紹介】
山根道公 : 1960年、岡山県倉敷市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。立教大学大学院博士前期課程修了。1986年より「風の家」機関誌『風』を編集。2005年、梅光学院大学博士(文学)。1998年よりノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所に勤務、2005年4月より同助教授。日本キリスト教文学会会員、三田文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ででちゃん
読了日:2011/06/13
なおた
読了日:2020/07/13
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