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日本映画時評集成 2000-2010

山根貞男

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336054821
ISBN 10 : 4336054827
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

徹底して日本映画の現在と格闘しながら新たな“活劇の行方”を問いつづける―「キネマ旬報」で25年にわたって連載中の“日本映画時評”を一挙単行本化。

目次 : 初冬の映画日誌/ 大島渚と時代劇/ ロッテルダムの深作欣二/ eメール文体と映画/ 逸脱の勢いとの向き合い方/ 空気が薄い/ 報道と表現/ 阪本順治の跳躍/ 脚本家の怒り/ ダメなものはダメ〔ほか〕

【著者紹介】
山根貞男 : 1939年大阪生まれ。映画評論家。大阪外国語大学フランス語科卒業。書評誌・書籍編集者を経て、映画批評誌「シネマ」69〜71の編集・発行に参加。1986年より「キネマ旬報」に日本映画時評を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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シリーズ化されるようなのでこれから出版さ...

投稿日:2013/08/18 (日)

シリーズ化されるようなのでこれから出版されるであろう80年代、90年代も楽しみです。著者の映画批評は信頼できます。きっと80年代、90年代に書かれた批評も違和感なく読めるでしょう。

まっちゃん さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • そら丸

    これだけの日本映画を観続けるというのはただただ圧倒される。凄く体力が必要だと思うな。ピンからキリまで、はに着せぬ評論は素晴らしい。唯、北野作品と阪本作品は手放しで誉めてるのは如何なものか(僕も好きな監督ですが全作品が良いわけではないよね)。続けて過去の評論集も出るようなので楽しみではあります。読むのが大変だけどね。★★★☆

  • 急性人間病

    表層的な演出の妙に重点を置いた評論家としては、ハスミンよりこの人の文章の方が明らかにとっつきやすかろう。とかくこういうのを読むと、普段の俺はいかにも物語を漠然と追うあまり画面をまったく観ていないなという焦燥感にも駆られる。完全に党派的選択からニュートラルな立場で書かれたものとも思わないが、それでもあらゆるジャンルと上映形態下の作品を同じ俎上に並べて眺める悦楽には事欠かない。個人的には「蘇りの血」時点までの豊田利晃を褒めてくれた時点で山根氏とは勝手にお友達の気分(その気分に浸りすぎるのも危険とはいえ、ね)。

  • 糸くず

    日本映画が死に絶えようとしていく中でただひたすら映画を追いかけ続ける筆者の体力と好奇心が凄い。北野武や阪本順治といった筆者お気に入りの監督への賛辞よりも目立つのは、凡庸で退屈な映画への批判と閉塞的で先の見えぬ映画業界に対する苛立ちと怒りだ。また、相米慎二や深作欣二、岡本喜八といった素晴らしい監督たちを悼む声も印象的。昨日、『脳男』を観て「日本映画もここまで戻ってきたか」と思ったが、これから先はどうなるのだろうか。

  • garth

    「翌11日、暴風雨が猛烈に窓を叩くなか、新聞へ送る短い追悼文を丸一日かかって書き上げた。苦行というべき作業だった。それを終えて遅い夕食をとったあと、テレビをつけたら、ニューヨークの超高層ビルが炎上していて、驚いて見守るうち、隣の超高層ビルに航空機が突っ込んだ。しかも生中継の真最中だという。ああ、ソーマイよ、いったい世界はどうなってるんだ……」

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