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ISBN 10 : 4760827005
Content Description
自分を知る人が誰もいない場所に逃げ出せるなら、どこでもよかった。そんな理由で始まった、足かけ三十年以上にわたる、旅から旅への日々。鞄にはいつも、旅のさなかに起きた出来事と、出会った人々との記憶を書き留める、紙のノートが入っていた。刻々と移りゆく世界を記録し続けたページから立ち現れる、旅の断章。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞した著者による、追憶の紀行短篇集。
山本高樹『流離人のノート』目次
キャパの本を鞄に入れて
砂漠の街の先生
あの日のエスプレッソ
国境の土産物屋
ピピラの丘で
死を待つ人々の家
辿り着けなかった岬
旅をした詩集
ゲーン・ハンレーの味
名もなき塑像
青き氷河の底へ
無人島での日々
湖のほとりで
主なきホテル
ハウィーのこと
崩落、泥濘、回り道 巡礼の街、修行の街
神の住まう山
チャダルの記憶
バター茶の味
ワンペン、ワンチョコレート デチェン・ラモの言葉
片道一時間の旅
渡されたバトン
荒地で一人、石ころを積む
【著者紹介】
山本高樹 : 著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部のラダックを中心としたチベット文化圏に長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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