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物理学の発展 山本義隆自選論集II ちくま学芸文庫

山本義隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480513045
ISBN 10 : 4480513043
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近代の物理学はいかなる展開を遂げたのか。自選論集の完結編である本書では、オイラーの力学から相対論や量子論・量子力学の誕生までをたどる。

【著者紹介】
山本義隆 : 1941年、大阪府生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院博士課程中退。科学史家、駿台予備学校物理科講師、元東大闘争全学共闘会議代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    前著「物理学の誕生」はニュートンまで。本書は、オイラーを経て解析力学に至る道のりが示されたあと、いよいよ相対性理論・量子論が登場する。あの山本さんが、現代物理学をどんな風に解説されるのかと期待に胸膨らんで読む。相対性理論では「アインシュタインの共変性原理」に思いを寄せ、量子力学では「ラグランジアンを用いた経路積分によって確率振幅が求められること」に感動する山本さんの解説が印象に残る。古典力学や電磁気学から現代物理学への歴史を、連続性のある「流れ」として捉える科学史家の深い見識を見る思いがする。凄い人だ。

  • KAZOO

    市井の物理学者の山本先生による表題の通り「物理学の発展」を紡がれたものです。先般出版された「物理学の誕生」がアリストテレスからニュートンまで解説されたものに対し、これはオイラーからカントまでについてです。ただ前著に比べて内容がかなり高度になっています。最後にはこの本の中心を占める「相対性理論入門講座」がありますがやはり文系のわたしにとってはかなりの手ごたえがありました。あとがきで「物理学について、私がこれまでに書いてきたもの」ということでこれまでの業績の総括をされています。

  • やいっち

    読了というのはおこがましい。悲しいかな数式はほぼ全て理解不能な、理系のセンス皆無の吾輩なのである。が、学生時代から山本義隆は心の英雄だった。研究者としての道は早くに諦めたらしいが、もしかしたら優れた業績も残せていたかもしれない。それでも、紆余曲折はあっても物理学史などの研究に打ち込まれた。吾輩も理解は及ばないながらも、理系のヒーローとして遥か後方から追いかけてきた。

  • アドソ

    『物理学の誕生』の後編ともいえる本作。前編にくらべると格段に難しく感じるが、それは扱うトピックが解析力学、熱学、量子力学、相対性理論と、実際に難度の高い内容だからだろう。妥協を許さない式展開と、ことばによる式の翻訳が、単なる知識の隙間を埋めるような見方を与えてくれる。著者は博士号取得を目前にして東大闘争で逮捕・投獄されながらも、60年もの歳月を在野の物理研究者として過ごした。この2冊組は著者の、未来の人へのメッセージともとれる。実際、予備校で著者の薫陶を受けて物理学者になった人も多いはずだし。

  • con

    主にニュートン力学、前期量子論、特殊相対性理論の解説。初学者向けというよりは、一通り触れたことがある読者向け、という感じ(相対論の章を除く)。説明は明快でわかりやすい。物理の本質が言語化されている。また、通常の教科書等では省略されている部分の解説や、通常の教科書とは異なる観点からの解説もあり、新たな発見がある。

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