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ISBN 10 : 4409240943
Content Description
1945年8月、広島・長崎は焦土と化した。戦後日本はその廃墟から、原子力への恐怖と平和への願いを抱き出発したはずであった。しかし、わずか数年後、原子力の平和利用という夢に人々は熱狂する。被爆の記憶があったにもかかわらず、いやそれゆえに…。敗戦からの15年間、原爆と原子力という二つの「核」をめぐって何が言われ、人々はそれをどのように受け止めたのか、中央メディアから無名作家たちのサークル誌までを博捜し社会全体を描き出す、1984年生まれの新鋭デビュー作。
目次 : 第1部 占領と核エネルギーの輿論(占領下の「原子力の夢」/ 「被爆の記憶」の編成と「平和利用」の出発)/ 第2部 原水爆批判と「平和利用」言説の併走(第五福竜丸事件と「水爆」の輿論/ 原子力「平和利用」キャンペーンの席捲/ ブラックボックス化する知)/ 第3部 被爆地広島の核エネルギー認識(被爆地広島を書く/ ローカルメディアの核エネルギー認識)
【著者紹介】
山本昭宏 : 1984年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。現在、日本学術振興会特別研究員、京都大学文学部・立命館大学経済学部非常勤講師。専攻は現代文化学、メディア文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kenitirokikuti
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Mealla0v0
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まつゆう
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tu-ta
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takao
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