Books

そして私は一人になった 角川文庫

山本文緒

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041970140
ISBN 10 : 4041970148
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan

Content Description

ずっと一人になってみたかった。あんなに結婚したかったのに、離婚したら、自由になった。一人で生活するのは淋しい。その淋しさが嬉しいこともある。誰とも口をきかず一日中本を読んだり、ぼんやり日に当たったり、淋しさに耐えかねて友人に電話をしたり。32歳の著者が、経験する初めての一人暮らし。何もかもが自由なのに、ときどき不安になってすこーんと落ちてしまう、日々の揺れを細やかに綴った、日記エッセイ。

目次 : 魚久の粕漬と労働意欲 一月/ 冬の起床時間と細かい仕事 二月/ 春のインドア生活、読書編 三月/ テレフォン・ア・ゴーゴー 四月/ 痩せようとすると何故太るのか 五月/ 物も恋も捨ててしまう 六月/ 夏のインドア生活、TV編 七月/ ダメ人間コンビニにゆく 八月/ そば屋通いと発作的引っ越し 九月/ フリーであるということ 十月〔ほか〕

【著者紹介】
山本文緒 : 1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマに作家活動を続け、現在に至る。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞を、『プラナリア』で第124回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • (*'ω' *)@k_s

    Kindle Unlimited〜著者が30代の時に書き連ねた日記をまとめた一冊。著者の職業遍歴や、作家になったきっかけ、作品へのこだわり、旅への思い入れ、とても興味深く読ませてもらいました。人との繋がりを短くても濃く、その瞬間を大切にする生き方は見習いたい。離婚されて一人暮らしをされていた時期の日記。もう一冊、著者がうつ病を患った時期の日記をまとめたものもあるみたいなので読んでみたい。

  • kei302

    千秋楽を前に、曙が若乃花にかわず掛けで負けてしまいむっとする、平成8年33歳の文緒さま。 凪良ゆうさんの山本文緒さんを悼む(朝日夕刊)の一文、「山本さんはエッセイでも高い評価を得た作家だ」に深く深く頷きました。 さすが凪良さん、そのとおりです。文章のリズムがいい、どうしようもない状態なのに暗さを感じさせない、社会全体へのまなざしが鋭い。 インド旅行記が面白すぎて、泣いたり笑ったり寂しくなったり。

  • おいしゃん

    ゲラをファックスで送ったり、パソコンにおっかなびっくり触れてみたりと、時代を感じさせるエッセイ。 むなしさを感じていた著者が、作家業をこれこそ自分の生きる道と見いだすさまはドラマティックでありつつ、その後原稿に追われうつ気味になっていく姿が切ない。

  • あつひめ

    タイトルにひかれて手に取った…ら…これはすごい。作家さんの本当の日常をすべて見せてくれているではないか。心の上がり下がりまで。私も今無性に一人になりたい。なれる環境ではあるけれど老いた両親と同居しているので戸籍は1人でも暮らしは3人。いつか1人で好きな時間に起きて好きなものを食べてダラダラ暮らしたいと思う反面、山本さん同様、もし病気になってしまったらと思うとそれも不安だ。夜型でお酒飲みの山本さんも4年後には朝6時には起きている生活になって人っていろんなことを乗り越えながら暮らし方も変わるんだなと思った。

  • ちーちゃん

    うんうんと勝手に山本文緒さんを友達みたいに感じ偲んでジーン🥹小説家としてではなく1人の女性として人として不完全でめんどくーさい(笑)文緒さんが好きだなと改めて思った☆1997年刊行、2008年文庫化。バツイチになってようやく1人暮らしの夢?を叶えた著者の日記形式エッセイ。等身大の何気ない日常とボヤキ…素直な言葉にふふふだった(子どもの頃から口に出して言えないことを文字にすることで自分を慰め気持ちのバランスをとってきた…)(🪴水をやり過ぎて枯らしてしまった…どうも私の愛情はいろんな意味で重いらしい…)♡

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items