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かなえられない恋のために

山本文緒

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041970157
ISBN 10 : 4041970156
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2009
Japan

Product Description

「惚れた弱味」でいいじゃないか。直木賞作家の贈る、等身大のエッセイ

誰かを思い切り好きになって、誰かから思い切り好かれたい。恋をすれば、惚れたのはれたの、嫉妬だの浮気だのから、逃れることはできないし、いつか終わりもくるだろう。つらいことは多いけれど、気持ちが触れ合っている恋人同士を見ると、奇跡すら感じてしまう。能率的な恋愛などできない、だから、今このかなえられない思いを、せいいっぱい表現しよう。すべての愛する人たちへ、等身大の恋愛エッセイ。 解説漫画・伊藤理佐

Content Description

誰かを思い切り好きになって、誰かから思い切り好かれたい。恋をすれば、惚れたのはれたの、嫉妬だの浮気だのから、逃れることはできないし、いつか終わりもくるだろう。つらいことは多いけれど、気持ちが触れ合っている恋人同士を見ると、奇跡すら感じてしまう。能率的な恋愛などできない、だから、今このかなえられない思いを、せいいっぱい表現しよう。すべての恋する人たちへ、等身大の恋愛エッセイ。

目次 : やばい失恋/ もてない男というもの/ 悪霊ケッコンガンボー/ 待つ/ 禁断の世間話/ エイズ検査/ ディズニーランドへは誰と行くか/ ココロの栓を抜く/ 猫の古墳/ 姑息な恋愛〔ほか〕

【著者紹介】
山本文緒 : 1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマに作家活動を続け、現在に至る。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞を、『プラナリア』で第124回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mae.dat

    エッセイ集だったよ。冒頭の『まずはこちらからお読みください』に大事なことが書いてあるので、購入前にサラッとでも目を通すことが大切。31歳の時に書いたエッセイを一部改稿したり、所感やその後の話を追加しています。そして46歳になった今、再読しての思う所を追記されています。山本文緒さん作品はまだ数を読んでいる訳でなく、今後読んで行きたい作家さんの一人なのです。それで手にしました。これ迄に読んだ、変わった恋愛観を持つ女の子達な小説とは余り近く無い印象を持ちましたよ。恋の話に終始する訳でもありませんでしたね。

  • aoringo

    著者が30代の頃のエッセイを再編集したもの。共感できたり首を傾げたりするけれど、作品中で何度も出てくる"頭の中でぐるぐる考え過ぎてしまう"ところは私も同じ。結婚願望が強い、結論を待つことが苦手、負けず嫌いの人も苦手、女王様の家来が嫌い、などもとても共感できました。願わくば、もっと年を重ねて山本さんが自分の若い頃をどんなふうに振り返るのかもっと知りたかった。

  • ほのぼの

    【エッセイは苦手ですが頑張って書きました】という「あとがき」の言葉が山本文緒さんらしくて笑ってしまった。まだ新人だった31歳の時に出版されたエッセイ第1号。46歳で文庫化再版の際に加筆。15年の歳月で変わったこと、かわらなかったこと…。自らの【日記を読み返すよう】に振り返った追記に山本文緒さんの人柄が見染み出ていた。けっこう容姿のことについて多く書かれている。写真が掲載されることを減らしたい旨の記述も。最近読んだ凪良ゆうさんの本でお二人のツーショットを目にした。とても素敵な写真だった。私は好きです。

  • レモン

    すっかりハマってしまった山本文緒さん。エッセイにも着手。美容院ジプシーという表現にクスリ。美容院選びって本当に難しい。スキルと価格設定に加えて利便性、予約取りやすさ、さらに美容師さんとの相性まで考えなきゃいけないのでなかなかピッタリの店には出会えないのに職業のことまでプラスされるなんて。一応恋愛エッセイなので、もっと恋愛ど真ん中の時期に読みたかった。イチャイチャカップルは最近見ないなぁと思ったが、考えてみるときっと視界に入ってはいるのだろうが自分が見ていないだけなんだろうな。

  • よしのひ

    31歳の山本文緒さんの恋愛エッセイ。白黒はっきりさせたいのに、うだうだ悩んでしまうところ、1993年の山本文緒さんと心通ずるものがあった。また『 不倫と我慢』の話にあった「恋は交通事故みたいなものだ」の考えが、自分にはなかった発想なので新鮮。そして46歳になった山本文緒さんが今作を振り返るのだが、変化もあるし変わらない部分もあって面白い。同じ作家なのに31歳時と46歳時の文章が違うのだから、また面白い。さて自分は今後何が変化して、何が変わらない部分となるのか。お山を登った先に何が見えるのか楽しみである。

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