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がっこうかっぱの生まれた日

山本悦子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784494020799
ISBN 10 : 4494020796
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「コケマル。あなたは、これからもここにいてね。子どもたちを見まもってね。ずっと」ちよは、おれの手をぎゅっとにぎった。「わかった。おれはがっこうのかっぱになる。がっこうかっぱだ」

【著者紹介】
山本悦子 : 愛知県生まれ。『神隠しの教室』(童心社)で第55回野間児童文芸賞を受賞

市居みか : 兵庫県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マツユキ

    シリーズ三作目は過去編。戦争で家族と離れ、一人で疎開してきた女の子と、池に住む小さな河童の物語です。女の子が健気なんですが、こんなことまで我慢させるのは、戦争って、酷い。過去だけではなく、現代の物語でもあります。怒りや悲しみは消えないけれど、穏やかに、楽しい日々を過すのも、大切。もう一年が終わりますね。入学、進級の季節にぴったりのシリーズです。

  • のり

    がっこうかっぱのイケノオイ0ともいえる話。日本が戦争中に疎開してきたチヨと小かっぱが出会う。都会から来たチヨは疎開先で意地悪されたり、孤児になったり…。戦争による悲しさと小かっぱとの友情。 終わりがいい!泣いてしまった。すごくいい児童書だった。

  • ★なおぴんコ★

    図書館本。がっこうかっぱ3冊目。今回は過去に遡ってがっこうかっぱの生まれた日のお話です。戦争時代に出会った疎開中の3年生ちよとがっこうかっぱ。過去と現在の2人の出会い。作者さんの絶対戦争反対の気持ちが伝わります。平和の大切さを子どもたちにも伝えたい熱い思いが伝わってきました。あとがきが必読です。あとがきより「学校に、子どもたちのわらい声が、いつもひびいていますように…。がっこうかっぱのねがいは、平和へのねがいなのです。」

  • 遠い日

    シリーズ3ですが、時系列的には学校かっぱ誕生編の位置付けです。戦争の頃の疎開先での切ない気持ちを抱えたちよと知り合ったかっぱのコケマル(ちよの名付けだ)。戦争の無慈悲さ、戦争の不条理をちよを通して感じ取ったコケマル。ちよから話を聞き、学校というものに憧れるようになったコケマルの長い長い眠りという現実逃避。やりきれない気持ちを処理できなかったのだ。今の世界の戦争に置き換えて、この先の未来を考えてみるといい。力強い訴えがここにある。

  • You

    2024県課図低学年■がっこうかっぱシリーズ3作目。既刊2冊は未読だけど大きな問題はなかった。(が、シリーズものを課題図書にするのは極力やめて欲しい。)池に飛び込むと体が…とか、あのときの女の子が…とか、読み手が容易に自己を投影できるファンタジーの仕掛けが良く、読んでいる間本当に水の中にいるように視界がクリアだった。がっこうかっぱの叫びが良かったな。本当にその通りだよ。子供は子供でいさせてあげたい。いさせてほしい。そのことが、いずれ元・子供になったときの、どれほど大きな支えになることか。

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