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死者を巡る「想い」の歴史

山本幸司

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000615587
ISBN 10 : 4000615580
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代・中世を生きた人びとは、人の死をどのように受け止め、死者をどのような想いで送ってきたのだろうか。遠くに旅立たないで身近にいてほしい、夢でもいいから時には語りかけてほしい。そうした想いを抱く人も多かったのではないか。いっぽう、世を去る人はどんな想いを遺して逝ったのだろうか。―歴史の流れの中で交錯する、死者と生者、それぞれの想念のあり様を、万葉集をはじめとする数多の文学作品を手がかりに探る。

目次 : 第1章 死者を送る、死者を悼む(家族・親族との死別/ 家族・親族以外の別れ)/ 第2章 遺された側の想い(慰め合う人々/ 遺された身の孤独 ほか)/ 第3章 死者の世界へ(死に行く者の思い/ 死への諦念 ほか)/ 第4章 なお残る死者への想い(蘇る思い出/ 夢に託す想い ほか)/ 第5章 使者とその霊魂(死者の霊魂と肉体/ 説話や物語に見る死者の霊魂 ほか)/ 補章 能楽―負の他界の死者

【著者紹介】
山本幸司 : 1946年生まれ。慶應義塾大学大学院経済史専攻修士課程修了。出版社勤務を経て、中央大学大学院国史学専攻博士課程単位取得。神奈川大学短期大学部・同大学院教授、静岡文化芸術大学教授を務めた。静岡文化芸術大学名誉教授。専門は日本中世法制史・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Toska

    万葉〜八代集をはじめとする和歌や説話、謡曲などを手がかりとして、古代・中世の日本人が死をどのように受け止めたかを探る。愛する人の死を嘆く感性は現代と変わらない反面、生と死が完全には分かたれていない不思議な世界。故人が夢枕に立って詠んだ歌が何首も伝えられているのはその典型的な表れだろう。死者の魂が天に昇るのではなく、山路を通ってあの世に行くというイメージも現代人には分かりにくい。

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