Books

海をわたる古代の硯599 文字の普及と東アジア 歴史文化ライブラリー(仮)

山本孝文

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642059992
ISBN 10 : 4642059997
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

道具を使って文字を書く―。文字文化はいかに生まれ発展してきたのか。文字が持つ権威・芸術性などに触れ、記号・絵文字に始まる歴史を紹介。文字と同時に日本へ伝播した筆記具と併せて描く、古代東アジアの文化史。

目次 : 移りゆく文字と文房具―プロローグ/ 人類と文字(人類による文字の営み/ 文字前史―文字と記号/ 人間は文字で何をしてきたか)/ 東アジアの文字とその歴史(漢字の誕生と広がり/ 韓半島の初期文字使用/ 日本の初期文字使用)/ 書くという行為(筆記行為のあれこれ/ 文房具―もう一つの文字文化/ 研究素材としての文房具)/ 墨書を彩る道具たち(筆 文字を生み出すアジアのペン/ 墨 記録を伝える悠久のインク/ 硯 現代に残る筆記の記憶/ 書写材料 文字を体現するメディア/ 書写の実験考古学)/ 古代文房具を使用した人々と社会(文房具を使った人とその場所/ 文房具が使われた社会)/ 文字と文房具と古代国家―エピローグ

【著者紹介】
山本孝文 : 1974年、長野県に生まれる。現在、日本大学文理学部教授(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • gorgeanalogue

    著者専門の韓半島の考古学の知見は新鮮で参考になったし、文房具の様式や使用の考古学的研究によって得られる知見が書体や書風に与える影響・相互関係への指摘、また文房具の使用が国家の統治システムの発展と不可分であることなど、蒙を啓かれる個所も多かったが、文章、行論が何だか幼く、また文字文化についての著者の目配りは広いとはいえず、「面白い」とまではいかなかった。後半の古代文房具の「実験考古学」はこんなものか、という感じ。

  • さとうしん

    いわゆる文房四宝だけでなく、広く文字使用のはじまりや書写行為そのものを対象としており、「文房具の考古学」というより「書写の考古学」と題した方が良さそうな内容。地域も中国と日本だけでなく、著者の専門らしい朝鮮半島の状況も大きく取り上げている。また、実験考古学的な試みもある。本書で大きく問題としているのは、文字、あるいは文房具(らしきもの)の登場・導入と普及とは異なるということである。これは書写行為にまつわるものだけでなく、たとえば鉄製兵器などの登場と普及についても同じことが言えるだろう。

  • hiro6636

    文字らしきものが刻まれた、あるいは書かれた物体が出土すること=文字生活の証明ではなく文字を書くために付随する道具である文房具の存在が重要である。

  • 河イルカ

    図書館本 俗に文房四宝と呼ばれる筆紙墨硯を考古学的に分析して、進化の足跡をたどる本。 各道具の道具としての性質、考古学資料としての性質が丁寧に説明されていて、文字を書くことにどのような役割を持っていたのかが浮き彫りにされる。 そしてそれは、(東アジアの稀有な)文字文化にどのように貢献したかということでもある。 読了後は、筆紙墨硯がアンパンマンのキャラのように生き生きとしゃべりだす。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items