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負け組の日本史 蘇我氏、平家、南朝、足利家、関ケ原西軍…その後どうなった? じっぴコンパクト新書

山本博文

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408456379
ISBN 10 : 4408456373
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan

Content Description

蘇我入鹿、新田義貞、石田三成、徳川慶喜…日本史の流れを変えるターニングポイントで敗れた者や家族は、その後、どうなったのか?しぶとく生きのびた者、意外にも出世した者、いつの間にか消えていった者、そして現代にまで続いている者…敗者がたどった、知られざるもうひとつの日本史。

目次 : 1 「節目の大戦」で敗れた負け組(「平家にあらずんば人にあらず」。そう言った平時忠がちゃっかり生きのびた!/ 滅亡直前に誕生した清盛の孫、鎌倉時代に大宰府の役人にまで出世! ほか)/ 2 しぶとく「生きのびた」負け組の執念(学問の神様の子孫は、学者一族として細々と存続した!/ 室町幕府とたびたび対立した鎌倉公方、その家系は明治維新まで粘っていた! ほか)/ 3 意外と「出世した」負け組の大逆転(排仏を唱えるも政争に敗れて消えた物部氏。その末裔でいちばん出世したのは、僧侶!?/ 天武天皇に敗れた大友皇子の子が、そのまま皇室に残って重鎮となっていた! ほか)/ 4 いつの間にか「消えた」負け組のゆくえ(中大兄皇子に味方した蘇我氏の傍流。その後、粛清されて根絶やしにされていた/ 2度も辛酸をなめた天才閣僚・吉備真備の復活と不肖の息子 ほか)/ 5 「現代まで続く」あの負け組の子孫たち(源頼義、義家親子に討伐された安倍氏の子孫は、なんと総理大臣!/ 茶器とともに爆死した松永久秀の子孫がケータイサービスの生みの親となった! ほか)

【著者紹介】
山本博文 : 歴史学者(日本近世史)。1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てつ

    歴史初心者向けとは思いきや、意外と細かい知識を羅列している。知っている話も多かったが、実はかなりディープな話もあるので、中級者向けかな。電車本。

  • yamatoshiuruhashi

    読友さんのレビューで知り購入。面白い。あの戦、この転換期に負け組になった個人、一族のその後はどうなったのか3〜4ページで概説される。知らないこと多々あり。一族総根絶やしってのは技術的問題なのか日本人の感覚に合わないのか知らないが難しいんだな。其の血を引いた人たちがこんなところにもいたりする。どころか負けた本人が結構返り咲きしているのにちょっといい気分です。近年、〇〇の家系、子孫という言い方を否定する人たちのお説を散見するが、自分が存在する理由を知り感謝するには「家」のご先祖を大切にすることは大事です。

  • imagine

    どこの地方にも平家落人や義経逃亡の形跡などがあることから気になっていたテーマ。歴史に記録された時点では「負け組」でも、その後復活したり、意外な子孫が現在も活躍している点が面白い。一方で、政財界がいかに前時代的な人間関係で構築されているかも思い知り、幻滅もさせられた。個人的に興味深かったのは、戦後に天皇の後継者として名乗り出た熊沢天皇と、瀬戸内海の海賊からキリシタン大名へと繋がる藤原純友。

  • Eiki Natori

    歴史を読めば、戦に敗れた一族が滅びるという話は多々ある。しかし全てが絶えた訳では無く、末裔が出世していることもあるらしい。 私の祖先にも関係するらしい武田や、清和源氏についても興味深かったのだが、やはり戊辰戦争の生き残りや子孫が、明治以後に賊軍扱いから、主要なボストで活躍した話が一番嬉しい話であったし、戊辰戦争で敵味方に分かれた徳川家の四兄弟が一枚の写真に写るなど、一気に読み切ってしまう話。ただマニアックな人物が色々出てくるため、我々素人にピンとこない内容も多い。

  • Akio Kudo

    ★★★ よく出来ている部分もあるが、かなり解釈を間違えているところや乞食とか使ってはいけない言葉を使用しているのがマイナス。

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