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天皇と日本人

山折哲雄

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479840794
ISBN 10 : 4479840796
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan

Content Description

「皇太子退位論」に至る道筋を明らかにし、宗教学的視点から、天皇と皇位継承の問題を深く見据え、現実の危機の在処と本質を明察する研究論考。

目次 : 序章 世界のなかの象徴天皇(現代によみがえる「王」/ レーガン元大統領の死/ 象徴天皇制とデモクラシー)/ 第1章 皇位継承の意味するもの(大嘗祭は皇位継承の基盤/ 重なり合う生と死―殯)/ 第2章 象徴天皇制を考える(天皇とは何か/ 象徴天皇制の二重性/ アジア的専制と天皇制)/ 第3章 日本人の死生観と天皇(霊肉二元論と心身一元論/ 怨霊と祟り/ 靖国の先に見えるルサンチマン/ 祟りと鎮魂のメカニズム/ 「宗教宣言」をしていない神道)/ 第4章 危機に立つ平成天皇制(秋深まる京都で考えた「天皇家の危機」(岩井克己/ 山折哲雄)/ 私はなぜ皇太子ご退位論を書いたのか(保阪正康/ 山折哲雄))

【著者紹介】
山折哲雄 : 1931年生。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。宗教学者。評論家。国際日本文化研究センター名誉教授、国立歴史民俗博物館名誉教授。『愛欲の精神史』で和辻哲郎文化賞(2002)、南方熊楠賞(2010)など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mazda

    宗教家が感じる皇室というのは、歴史の重みをあまり感じてないのかな、と思いました。何があっても女系はダメなんです!女性天皇は問題ないのですが、とにかく女系天皇はダメ。女性宮家もダメ。今回のKK騒動で、図らずもこの意味が理解されたと思います。2700年の歴史が脈々と続いてきたのは、過去の日本人の知恵があったからです。女系を認めないのは皇室に外の男を入れないということであり、今回の騒動のように皇室乗っ取りを企てる輩が入ってしまうと、もう取り返しがつきません。現代の日本人が、賢い選択ができること願っています。

  • Seele

    日本における祭祀儀礼の由来や死生観宗教観といった歴史的な背景を紐解きながら、それら「伝統文化の象徴」となってきた天皇・皇室の姿を描写。戦後は「意志を持つ個人」として「理想的家族像」をも体現することも求められることに今の天皇・皇室についての議論の難しさを挙げている。皇室に対する「公」と「個人」のあり方の問いは、そのまま近代から戦後の日本の姿、問題意識に重なるか。

  • zikisuzuki

    ハーバート大学で行われた講義。天皇について、特に今上天皇陛下について、それを取り巻く左右両派の捻じれた感情や思惑も含めて、下手な日本人よりも正確に把握していることに驚く。非統治君臨型の他国の国王と違い、象徴としての天皇は戦後の憲法に従い即位した今上天皇が強い意思を持って発言、体現したことによって立ち現われたものだと高く評価している。ただ神道を理解していないのが残念だ。強力な鎮魂と五穀豊穣と平和を祈る祭祀者としての霊力を維持してきた役割までは西洋人には理解しづらいのだろう。

  • ムグムグ

    武家社会隆盛の頃の天皇家の暮らしに興味があった。高名な戦国武将と同時代の不遇だった宮家の物語を読んでみたい。どんなことを考え、どんな毎日を暮らし、どんな野心を抱きながら叶わずに世襲してきたのか。

  • Ryan

    表紙から期待していた内容と少し違ったけど、たまにはこういう本も良いかな。

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