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ギリシャ劇大全

山形治江

User Review :1.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846009564
ISBN 10 : 4846009564
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2010
Japan

Content Description

実際に上演する際のヒントを提供し、観劇の理解を深めることにできる限りこだわった、ギリシャ劇の実用書。ギリシャ演劇全作品の解説をはじめ、観劇前の基礎知識、関連地図、系譜、年表などを網羅した1冊。

【著者紹介】
山形治江 : 1959年生。早稲田大学大学院博士課程満期修了。1987〜1990年アテネ大学にギリシャ政府給費留学。日本大学生産工学部教授。2003年度湯浅芳子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ギリシアでギリシア悲劇を専門的に学んだそ...

投稿日:2010/08/08 (日)

ギリシアでギリシア悲劇を専門的に学んだそうで、蜷川幸雄がギリシア本国で上演した『オイディプス王』の翻訳にも当たっている。しかし、残念ながら山形は現代ギリシア語しかできず、蜷川演出でも現代語から訳したようだ。ギリシアでも現代語による上演が当たり前のようになっているというから、悪くはないのだろうが、やはりギリシア悲劇は古代ギリシア語からの翻訳でなければ味わいきれない。原語からの翻訳は、主として学者が担ってきたので、ギリシアだけでなくにほんでも演劇を学んだ者が原語から訳せたらどのようなものになるか興味深いのだが、ないものねだりであろうか?

古楽器奏者 さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェルナーの日記

    【再読】公式記録に残る歴史上、最も古い劇は、おそらくギリシャ劇だろう。本書はテーマ別に32の悲劇作品と11の喜劇作品の”背景・あらすじ・観劇と上演ための参考”が掲載されている。悲劇は、主にギリシャ神話が元ネタになっているので、現在の日本人でも馴染み深い物語が多い(例えば、『縛られたプロメテウス』『アガメムノン』『エレクトラ』『オレステス』『オイディプス王』『ヘラクレス』など)。

  • ヴェルナーの日記

    戯曲といえば、その発祥源はギリシャ劇である。日本人には少しばかり縁遠いものだが、すべての道はローマへと続くように、演劇はギリシャ劇へと通ずるのである。 本書は、現存するギリシャ劇の内容(あらすじ)と、その背景、観劇と上演に対するコメントが添えられている。初心者にもわかり易く記述されているので、読みやすい。 ギリシャ劇を読み解くことは、現代の映画やドラマなどの元ネタを観ることに等しい。何故なら、どんな物語でさえも分類すれば、31通りの筋書きでしかないのだから。その意味で本書を読み価値は十分にある。

  • 颯奏

    他にもギリシャ劇の本をちら見しましたがこれが一番わたしには読みやすかった。入口として◎だと思う。

  • のほほんなかえるさん

    遠くて難しい?そんなことないわよギリシャ劇。人間ドロドロ劇的世界は今も昔も変わらない!?案内役として、どうぞご賞味あれ。

  • nightowl

    作品によっては〜の地の…がと延々語るだけでどのような粗筋なのか全く分かり難いものもあるギリシャ劇に突っ込みを入れながら親しみ易く解説した本。喜劇についても弁論塾のパロディー「雲」、セックスストライキで休戦は出来るのか?「女の平和」、悲劇作家同士があの世で対決「蛙」など読んでいるだけで爆笑。国の状況が切羽詰まっている時程笑いのテクニックは磨かれるらしい。ただ"弧"島、モワットス(正しくはモロットス)、心が高"陽"など誤植も見受けられる。

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