読む聖書辞典 ちくま学芸文庫

天地創造、アダムとエバの楽園追放、モーセの十戒、イエスの誕生、最後の晩餐―聖書には有名なエピソードは多いが、その全容はあまり知られていない。本書では多くの人名、地名、用語をとりあげ、物語のつながりや深層がわかるように説く。豊富な図版とともに読めば、西洋・中東文化にいまも色濃く影を落とす歴史の背景が目に見えるように浮かんでる。巻末には旧約・新約聖書の内容や成り立ちをはじめ、ユダヤ・キリスト教の基礎を押さえられる解説、年表、関連地図などを収録。用語事典としてはもちろん、読み物としても楽しい、聖書入門書の決定版。

目次 : ア行（アァメン/ 愛　ほか）/ カ行（カイザル（皇帝）/ カイン　ほか）/ サ行（祭司/ 再臨　ほか）/ タ行（ダニエル/ 種入れぬパンの祭り　ほか）/ ナ行（ナオミ/ ナザレのイエス　ほか）/ ハ行（バァール/ パウロ　ほか）/ マ行（マグダラ/ マクペラ　ほか）/ ヤ行（ヤイロ/ ヤコブ　ほか）/ ラ行（らい病人/ ラケル　ほか）

【著者紹介】
山形孝夫 : １９３２年生まれ。東北大学文学部卒。同大学院博士課程単位修得。宮城学院女子大学教授、学長を歴任し、現在同大学名誉教授。専攻は宗教人類学。（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）