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底が抜けた国 自浄作用を失った日本は再生できるのか? 朝日新書

山崎雅弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952943
ISBN 10 : 4022952946
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

裏金脱税 軍備偏重 政教癒着 貧富格差 自己責任…。一体どこから手をつけたらいいのか?現代日本社会の状況を「歴史」の観点で読み解く!公的記録や法律・データを提示して徹底的に検証。

目次 : 第一章 平和国家の底が抜け、戦争を引き寄せる自民党政府(“いとも簡単に既成事実化された「専守防衛の放棄」”/ “日本の軍備増強と三菱重工業”/ “岸田政権が既成事実化し拡大しつつある「兵器輸出」政策” ほか)/ 第二章 倫理の底が抜け、悪人が処罰されなくなった日本社会(“戦後政治史で空前の自民党「大量裏金脱税」事件”/ “なぜか「ほぼ不起訴」の日本の検察と「追徴課税しない」国税庁”/ “与党自民党と旧統一教会のグレーな互助関係” ほか)/ 第三章 公正の底が抜けても、不条理に従い続ける日本国民(“「大企業優遇政策」へと舵を切った安倍晋三と自民党政権”/ “自民党政権が進める軍備増強は本当に「国民を守るため」なのか”/ “人を粗末にする政府と、それに慣れてしまった国民” ほか)

【著者紹介】
山崎雅弘 : 1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。軍事面だけでなく、政治や民族、文化、宗教など、様々な角度から過去の戦争や紛争に光を当て、俯瞰的に分析・概説する記事を、1999年より雑誌「歴史群像」で連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • オカピー

    「底」とは、これを越えてはいけない一線、規準であり、「底が抜けた」とはそれが国民が知らないままで超えてしまって、自浄能力が無くなってしまった状態。見えないところでやり放題、やられ放題。もっと私達国民が気づいて、興味を持って世の中を見ていないと、好き勝手されるよという警告の書だと思う。企業でも、社会でも、政治でも何年も何年も同じ、トップが君臨していては腐っていくのは当然起こる現象。おかしいことが(底が抜けていく状態)おかしいと言えない組織、仕組みになってしまう。今、少しづつ膿が出てきているのかなと感じます。

  • こも 旧柏バカ一代

    抜けている。確かに自浄能力が無くなった組織に相応しい呼び方かもしれない。隣の国では不正を行った議員は拘束されて裁判を受けるが、日本では与党も野党の議員もほとんどが拘束されないし、裁判も受けない。立法、司法、行政、ついでにマスメディアの底が抜けて、それぞれの使命を忘れて利己主義的に動いている。著者は構文書も改ざんされてるから正確な記録を残すためにこの本を書いらしい。もっと具体例を書いて欲しかった。あと、文書のボリューム的に戦前の出来事を書きすぎてる気がする。説明するのに必要なのは分かるが読んでいて退屈だった

  • おかむら

    政治家も財界人も自分ら側の蓄財のことしか考えなくなってる日本の状況を解説。いつのまにか戦争してもいい国になってた日本。岸田内閣が閣議決定したそうですよ。他国に武器を「輸出」することを「移転」と言い換えたりしてなんとなくマイルドな表現に騙くらかされてたわ。他にも自民党裏金大騒動も「汚職事件」なのを「政治とカネ問題」みたいなまたまたマイルド表現で報道されるとロッキードやリクルートと比べ大したことないように思っちゃうじゃん。政治用語(霞ヶ関文学?)には注意しないといけないな。

  • Mc6ρ助

    『この本を書いた理由・・もう一つは、後世の日本人(例えば五〇年後の日本人)が現在の、つまり二〇二〇年代の日本社会を「国が大きく道を踏み外した時代」として振り返った時に、具体的にどのような出来事が起きていたのかを彼らが知ることのできる(またはその手がかりになる)、歴史的な記録を残しておくことです。(p7)』内容的に目新しいことはあまりないけど、これには、もうここまで来たのかと。著者の論調では50年後日本が残るのかとも疑うが、アメリカとか中国の衛星国として名目上の独立は保つか(えっ、今と同じ!?)。

  • しん

    今の日本が抱える課題について書かれていて、変だなと思いつつも傍観者を続けてきたことに気づいてしまった。世の中の動きに目を向けることの大切さを再認識できた本かも知れ無い。良く耳にする「記憶にありません」という一時流行後にもなった言葉が、結局その可能性があるということを自白していることになるという著者の説明は目から鱗でした。「政治と金」という表現についてもなるほどと思いました。

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