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太宰治との愛と死のノート 雨の玉川心中とその真実

山崎富栄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784313720060
ISBN 10 : 4313720065
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1995
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 望月衣塑子そっくりおじさん・寺

    太宰治と一緒に死んだ女性の日記。山崎富栄さんは眼鏡美女だ。しかしこれを読むと、恋なんてうらやましくなくなる。太宰さんは持ち前の弱さ全開で、いい気なものに見えなくもない。私が男だからか、少し怖い日記だ。今の言葉で言えばドMに感じるのだ。しかし細やかで深い愛情である事は否めない。その人のパーソナリティにもよるが、モテるという事は必ずしも明るい事じゃないと思った。

  • ZAKI★

    電子版で読了。太宰治と入水自殺した愛人が書いた日記をまとめたもの。太宰治の作品では太宰目線での物事の見方や考え方が小説に描かれているが、その相手側のことを書いた作品は初めてで新鮮だった。一緒に死んでも構わないと言うほど太宰に陶酔し、寄り添いたいという思いが強いのは伝わってた。違う視点から太宰治の魅力を感じられた作品であり、もっと太宰治について知りたいなと思う作品だった。

  • BB

    卒論の参考資料に。

  • 鷺宮

    不倫恋愛に最高潮に酔いまくってる女の日記。富栄さんがもっと長く生きてて、いずれ太宰と別れてたら、絶対後から「なんであんな男と付き合ってたんだろう…」って思っただろうなと思う。一緒に死んだのは太宰にチラつく他の女に唯一勝てるのが「心中」だったからじゃないかな。他の女は子どもまで成してるけど、富栄さんだけは子どもがいなかったし、心中前には他に若い女の影もチラついてきて、「今」一緒に死なないと勝てないと思ったんじゃないか?「奥さんに悪い」とか言いながら「私たち夫婦」「妻として」とか言うのは最高にイラッとくるけど

  • ken

    太宰治の愛人の日記断片。彼女は太宰への愛と信仰のもと、ある意味殉教のような死を遂げたのだと思っていたが、ひょっとしたらその認識は少しずれているのかもしれない。前半で仄めかされる「情死」には鬼気迫るものを感じず、死への決意は伺われない。寧ろ死を愛人と語り合う甘美な戯れといった印象さえ受ける。が、後半明らかな転調が見られる。燃えるような嫉妬と太宰への不信感が描かれ、自殺へと一直線に向かうよう。死後引き上げられた彼女の表情は苦悶に歪んでいたという。彼女の死には一般的に言われるロマネスクなどなかったのだろう。

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