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文豪の凄い語彙力 新潮文庫

山口謠司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101028613
ISBN 10 : 4101028613
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イスタ

    自分の語彙力のなさを実感して。でもこれ高度過ぎて私には使えない(笑)。さすが名だたる文豪さんたちは素晴らしい。もっと最近の作家さんたちの身近で使いやすい、でも おっ!となる語彙集があれば良いな。【 私は複雑な径路(何事かを成し遂げるための方法&そのための道筋)を歩んできたけど、秀雅(大変に優雅な)な山を眺めながら、恬然(静かで安らか、穏やかなさま)でありたい 】こんな言葉がスラスラ出てくるようになったら、周りの人たちはギョっとするかも(笑)。

  • 佐島楓

    知らない難解なことばを学ぶ目的より、こんな文豪いたんだ! という発見の書として読んだほうが楽しいかも。書きことばとしては今でも使うよね、という例も多かった。

  • さばずし2487398

    明治から戦後までの文豪達の文章を例文に、「出立」「信書」「糖衣」など、現代文でも見かけなくなりつつある熟語などを紹介。漢字の成り立ちの話も。川端康成の「懐郷」の所で意味は同じでも「望郷」とは違うという説明がキュンとした。筆者の後書きで、ラノベを読んだ時の衝撃の話が面白かったが、良い悪いでなく確かに今の言葉環境は何でも言い過ぎなのは凄く分かる。昔の人達は、それを敢えて言外に出さず行間を感じて貰おうと熟語の選び方も幾重にも工夫していたのだろう。そこに、経験や想像力の豊かさがあり、正に教養のある芸を感じる。

  • エドワード

    漢字の好きな私、読書メーターでみつけて即購入。著者は中国学の先生で、漢字の成り立ちの説明が面白い。臆面、拱手、海容、寛解、恬然、九割くらいはわかる。「先生のご謦咳に接したい」「小絶えている雨が降り始めた」「的皪たる花」「精励恪勤の紳士」「蒼惶と帰ってしまった」などは難しいね。でもパソコンで出る。著者が「億劫」と「大儀」、似た意味を持つ熟語を吟味する大切さを説くが、本当にそうだ。私も感想文を書く時、う〜ん、言葉が出ない、と悩む。文豪も悩んだろうな、と思うと親近感がわく。読めるけれど書けない漢字が多く、苦笑。

  • がらくたどん

    近現代の文学作品に使われた言葉を用例を挙げて解説した読み物。今はほとんど日常で使わない漢語由来の熟語の意味を出典と共に解説される楽しみ(蜂の描写で「拘泥」を使う大仰さが憎い志賀直哉)は無論だが、文豪諸氏が思いを伝えるために捻りだした表現・用法が最高。序章からして「すっぽり飯」(米飯のみの侘しい食事by荷風)ですと!芸者が客と女中に使い分ける声色を「糖衣を脱いだ地声」と現す幸田文のピシっとした無駄のなさ。梅雨の途切れを「小絶えている雨」と書く円地文子のしめやかな色気。漢語の知識を超えた「使う力」を感じる。

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