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教育は変えられる 講談社現代新書

山口裕也

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065221822
ISBN 10 : 406522182X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

教育はこれからどこへ向かうのか?子どもたちの学びのあり方はどう変わり、それを支える教育の担い手たちはどうあるべきなのか?学校施設の新しいあり方や、教育行政のあるべき姿?…新時代の教育のあり方を全方位的に指し示す、全教育関係者必読の羅針盤!

目次 : 第1章 自分の物語を生きるための学び―「一斉・一律」から“多様性と一貫性”へ(私の学びと公の教育/ 一斉・一律を乗り超える/ 多様性と一貫性による実践事例)/ 第2章 生かし合う人材と組織―「依存と孤立」から“協働”へ(学びを支え教育を担う人材/ 依存と孤立を乗り超える/ 協働による実践事例)/ 第3章 求めに応える施設・設備―「定型・無味」から“応答性”へ(学びと教育の場となる施設/ 定型・無味を乗り超える/ 応答性による実践事例)/ 第4章 引き受け支え合う行財政―「無責任」から“支援と共治”へ(教育がよりよく公で在るための行財政/ 無責任を乗り超える/ 支援と共治による実践事例)/ 第5章 自分たちの物語を紡ぐための公教育―「外在」から“内在”へ(よりよい公教育の追究を支える学力調査/ 外在を乗り超える/ 自分の学びと自分たちの公教育)

【著者紹介】
山口裕也 : 1979年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。博士課程在学中の2005(平成17)年から研究員として杉並区教育委員会事務局杉並区立済美教育センターに在籍。同センター調査研究室長や東京学芸大学非常勤講師などを経て、杉並区教育委員会教育長付主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あべし

     タイトルに惹かれて購入した本。  教師一人がどんなにがんばっても、世の中の教育を変えることは難しい。しかし、大人たちが本気になって未来の社会のために今の子どもたちに最大限の教育ができるよう働きかけることは、とても大切だと改めて思った。  一方で、今後も大切にしておきたい価値観を教えてもらった。  「みんな同じ」から「みんな違う」という土台。  「集合的効力感」。  この2つは特に面白いと思った。自分たちで決定し、自分たちで課題を解決していく。そうすることで集団としての自信を深めていく。支え、が大事。

  • totuboy

    今教育は大きな変革期に差し掛かっている。大学入試共通テストが変わったことをきっかけに、小中学校での学び方についても教師が工夫を凝らしていく必要がある。氏の言うように個別最適化、個に応じた指導は必要だと思うが、25人学級を実現させていくためのハード面の整備をどうしていくか、教室などの物的環境、教員の人件費などどのように解決していくかは考えなければならない。国民一人一人が「自治」の名のもとに、どれだけ教育にお金をかけてもいいといえるか、覚悟が問われている。

  • ほうむず

    ○ステップ3+1 @学習者の自己選択の機会を最大化し、学びを自己決定で貫かせる A教科等の特質に応じた見方、考え方が広く深く働く条件を整える →主体的な探求と内発する協働を軸にして学びを進める=子どもたちの学びたいを最大限生かしつつ、教科として学ぶ内容を自ずと身につける条件を、自然に設定できるか →いつの間にか、全員ができるようになっていた B学習評価を個別化、多様化する →全員が完全修得を目指す内容と一人一人が内発的に発展した内容を区別する +1環境構成の主体を委ね、教員は支援者、共同探求者となる

  • oooともろー

    多様性と一貫性。自分のことは自分で決める。共治。著者が杉並区で実践してきたこと。机上の空論ではない確かな手応えが感じられる。

  • 今Chan

    教育の理想が見えにくくなっている昨今、自分の教育観を紡ぐに役立つ本だと思う。教育にもお金をかけないといけないとは思っていたが、あのデューイが学校施設を見て「子どもが生活する場所ではない」と喝破していたのを知り、教育を取り巻く環境の変化の遅さを改めて思った。

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