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戦争を読む・平和を考える19450806 あの日のこと

山口美代子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910658094
ISBN 10 : 4910658092
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ままこ

    原爆投下後、さらに追い討ちをかけるように至近距離で機銃掃射があったなんて知らなかった。それも子供とわかっていながら。なんて無慈悲なんだ。被曝体験者の山口美代子さんが伝える原爆の恐ろしさと平和への願い。文章からヒシヒシとその残虐さと悲惨さが伝わるので、絵はあえて恐ろしくしていない。明るい色調の絵からは平和の尊さがしっかり伝わってくる。丁度お彼岸なので、曼珠沙華の絵は特に印象的。【戦争を読む・平和を考える 19450809長崎編】

  • zero1

    1945年8月9日。あの日、何が起きたか。当時14歳だった少女は軍事工場に通っていた。原爆により【死の街】に。機銃掃射に家族との再会。父親を襲う放射線。川の惨状に火のトンネル。フィクションではなく実際に起きたこと。核兵器は過去ではなく今ある問題。📚️本書を出すにあたり山口さんは経験を語った。92歳になり【語り継ぐ難しさ】を危惧。また8月が来る。我々は後の世代に、どう伝えるか。📚️誰が忘れようとも、私は原爆を語り継ぐ本を紹介したい。それが今を生きる私の責任だから。📚️感想が6件とは、平和ボケの証明か。

  • ちえ

    14歳で長崎の原爆を受け、92歳の今も被爆体験の語り部を続けている山口美代子さんの本。高熱、出血で棺桶まで用意されていたが、横でもっと酷く苦しんでいたお父さんがおり苦しいと言葉にできなかった。たまたま頼んで席を変わってもらった事が生死を分けた申し訳無さ、4ヶ月後学校に行かれるようになり、仲のいい友達の家に誘いに行き、彼女のお母さんから怒鳴りつけられ初めて亡くなったことを知ったこと。「生き残った後ろめたさ」の苦しさが伝わる。原爆投下直後に避難する人たちへのアメリカ兵の機銃掃射があったこともショックだ。

  • anne@灯れ松明の火

    夏には、戦争と平和について考える絵本を読むことにしている。新着棚で出会ったこの本は、14歳の時、長崎で被爆し、92歳の今も、語り部として活動する山口美代子さんの話を書き起こしたもの。思い出すのも辛いあの日のことを、長崎の悲劇を忘れないで、二度と戦争が起こらないようにと、語り伝えてくれている。その思いを戦後生まれの私たちは受けとめたい。棺桶まで用意されていたという重症だったのに、先に亡くなった父が娘の分まで苦しみを引き受けてくれたのだろうか。絵は、山口さんの語り部活動をサポートをする日本画家・吉澤みかさん。

  • Cinejazz

    1945年8月9日、 あの日のことを、私は決して忘れることはできません。・・・私は14歳で、長崎高等女学校の三年生。父と母、小六の弟と妹、三歳の弟と暮らしていました。長男の兄は、海軍飛行予科練習生に志願し、家にはいませんでした。私は、学徒動員で兵器製作所で働いていました・・・。午前11時2分、海軍港長崎での被爆、直後の機銃掃射、夥しい死体の山…92歳(2023年当時)で、今なお「語り部」を続ける女性の経験から、戦争の愚かさ、平和への祈りを伝える1冊。(全文英訳付)

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