Product Details
ISBN 10 : 4788720728
Content Description
被害者にも加害者にもならないために! 親子で考えたい「人類総メディア時代」のネットの歩き方
──「はじめに」より抜粋──
SNSに動画を投稿したり、自分の気持ちを文章で発信したり、アイデアを世界に広げたりすることも、スマホ一つでできてしまいます。こうした変化はとてもすばらしいことです。
けれどその一方で、ネットにはウソやフェイク情報(ニセ情報)、人を傷つける言葉もたくさんまぎれています。また、他人と比べすぎて自信をなくしたり、思いがけずトラブルに巻きこまれたりすることもあります。
これらの問題は、ただ「スマホが悪い」「SNSが怖い」と片づけられるものではありません。
そこには、わたしたち人間の心のあり方――「どう伝えるか」「どう向き合うか」「どう生きるか」といった、人としての土台が大きく関わっています。
つまり、スマホやSNSの使い方を学ぶことは、「人間としての力」を育てることにもつながっているのです。
私は大学でSNSやインターネットの研究をしている学者ですが、家では三人の子ども(10歳、2歳、1歳)を育てているお父さんでもあります。
スマホをいつから持たせるか、どんなルールを作ればよいか、いつも悩みながら試行錯誤しています。
この本では、研究と子育ての両方の経験をもとに、子どもたちが安全に、楽しくネットとつき合えるヒントを紹介していきます。
この本は、小学生〜高校生のみなさんに向けて書いています。
でも、できればおうちの人といっしょに読んでもらいたいと思っています。スマホやネットを安心して使っていくには、子どもだけではなく、大人といっしょに考えることがとても大事だからです。
これからの社会を生きるみなさんが、スマホやネットの力を上手に使って、自分らしく未来を切りひらいていけるように、この本が、そのための第一歩になることを願っています。
【著者紹介】
山口真一 : 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授。1986年生まれ。博士(経済学・慶應義塾大学)。専門は計量経済学、社会情報学、情報経済論。NHKや日本経済新聞をはじめとして、メディアにも多数出演・掲載。KDDI Foundation Award貢献賞、組織学会高宮賞、情報通信学会論文賞(2回)、社会情報学会論文奨励賞、電気通信普及財団賞、Web人賞、紀伊國屋じんぶん大賞、Nextcom論文賞を受賞。早稲田大学ビジネススクール兼任講師、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート共同研究員、シエンプレ株式会社顧問などを務める。また、様々な政府有識者会議委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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