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夜の塩 徳間文庫

山口恵以子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198947682
ISBN 10 : 4198947686
Format
Books
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名門私立女子校で英語教師として働いていた篠田十希子は、突然母の死を知らされる。商社の男と心中したというのだ。同僚と婚約が成立。娘の花嫁姿を楽しみにしていた母が死ぬはずがない。死の謎を解くため、十希子は母が勤めていた高級料亭で仲居として働き始める。謎多き客たちを探るうち見えてきた驚愕の真相とは―。疑獄事件の尾を引く昭和三十年代が舞台の愛と復讐のサスペンス!

【著者紹介】
山口恵以子 : 1958年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。会社員、派遣社員として働きながら松竹シナリオ研究所で学び、二時間ドラマのプロットを多数作成する。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務のかたわら新鷹会会員となり小説を執筆、2007年『邪剣始末』で作家デビュー。13年『月下上海』で松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mr.lupin

    著書の山口恵以子さんといえば、「食堂のおばちゃん」シリーズのイメージがとても強く、今回はまるで違った作風のようで、興味津々で手に取ってみた。昭和30年を背景に高校で英語の教師をしていた十希子の母親が心中した。母親はホントに心中したのか?十希子は高校を辞め、母親が働いていた高級料亭に中居として勤めだす。派手な展開は無いものの、粛々と話へ進んでゆき、サスペンスとしても楽しむ事ができた。でも山口さんは、やっぱ食べ物系の話の方が楽しめるかな。 ⭐⭐⭐★★

  • JKD

    結婚間近の愛娘 十希子を残して見知らぬ男と無理心中した母 保子。不自然極まりないこの事件の真相を暴き汚名を返上させることを決意した十希子は婚約だけでなく本職の英語教師という立場をも捨て、母が生前働いていた料亭 千代菊に飛び込む。花柳界に身を投じた十希子は女将だけでなく出入りする政財界の重鎮やそこに絡む報道記者を巧みに利用し政財界の闇に身体を張って挑んでいく。昭和30年代を舞台に堅固な男たちに怯むことなく毅然と立ち向かう十希子の立ち振舞いは圧巻でした。

  • ごいんきょ

    点と線を連想しちゃいました

  • Karl Heintz Schneider

    山口さんにしては珍しくサスペンス調の物語だが、核となるのは母親に対する娘の愛情。「食堂のおばちゃん」と同じく実の母親との関係性が、物語に色濃く反映されているように感じた。最後に主人公は犯人を探し出し母の汚名をそそぐのだけど、彼女が最後に取った行動が、う〜ん・・・「夜の塩」というタイトルの意味も、なんとなくわかったけど、もうちょっと違ったタイトルは、なかったものか。山口さんにしては、すっきりしない内容だった。あくまで私が感じたことではあるが。

  • Sakura

    名門私立女子校で英語教師をしていた十希子は、突然母が商社の男と心中したと聞かされる。同僚と婚約が成立した十希子の花嫁姿を楽しみにしていた母が心中などするはずがない、真実を突き止める、と誓う十希子は、母が働いていた高級料亭で仲居として働き始める。大家の家に間借りしていた十希子たちの大家とのやりとりや食事風景、新幹線ができる前の特急「はと」での静岡への移動など、昭和30年代の描写が興味深かった。

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