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メディアがつくる現実、メディアをめぐる現実 ジャーナリズムと社会問題の構築

山口仁

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326603084
ISBN 10 : 4326603089
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社会問題の構築主義を取り込んだ理論的枠組で「報道と社会問題」の関係を読み解き、ジャーナリズム研究の新しい視座を示す。

目次 : 第1部 社会問題とジャーナリズムを分析する視点(社会問題研究と構築主義的アプローチ/ 構築主義的社会問題研究とマス・メディア研究―モラル・パニック論を超える試み/ 構築・構成される「ジャーナリズム」)/ 第2部 社会問題とジャーナリズムの構築・構成(公害・環境問題の社会問題化とジャーナリズム―水俣病事件報道/ 不確実性下におけるジャーナリズム―ダイオキシン問題報道/ 論評主体から論評対象になるジャーナリズム―マス・メディアの社会問題化/ 何が「ジャーナリズム」とみなされるのか?―「信頼されるメディア」という現実の構築・構成)/ 現代社会におけるジャーナリズム、ジャーナリズム論

【著者紹介】
山口仁 : 1978年埼玉県生まれ。2001年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、2006年同大学院法学研究科後期博士課程(政治学専攻)単位取得退学。財団法人国際通信経済研究所、財団法人マルチメディア振興センターを経て、帝京大学文学部社会学科准教授。博士(法学)。専門はジャーナリズム研究、マス・コミュニケーション研究、政治社会学、情報社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • センケイ (線形)

    今まさに求められている本ではないか。マスメディアだけでなく、それへの批判もまた現実を作っている。そして事実と異なる「現実を作る」という過ちは、その批判、さらには批判の批判でさえも犯し得る。こうした事態の複雑さを暴く鋭い議論は、下手したら当書自身の首を絞めかねないだろう。しかしその中で可能な限り事態を冷静に見ようとする慎重な書き方がされ、頭が上がらない思いだ。過剰な保身に見えるマスメディアだけでなく、私たち市民の批判の正当さも自明ではないと痛感する。これからのメディアを考える上でとても得るもののある一冊だ。

  • ヨシツネ

    構築主義のパースペクティブを基に展開 この視点は役割がある程度絞りやすいが間主観的な個人性を無視してしまう。しかし作者は研究者の一般的な自覚の上で必ず必要ではないという。予防原則の規範性と「信頼できる」メディアを個が持つうえにそれぞれ交流がない点は指摘されていたがダイオキシン問題とニュースステーション問題をサンプルにするのはSNSで発生しているリスクを見やすいのは慧眼と感じる

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