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文豪のミステリ-小説

山前譲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087462715
ISBN 10 : 4087462714
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

推理小説や探偵小説だけがミステリーではない。人間の心を深くそそる謎、それが本来のミステリーである。ユーモラスな語り口の中に非日常の世界をのぞき見る夏目漱石「琴のそら音」、真相のありかそのものを問う芥川龍之介「藪の中」、理化学トリックの幸田露伴「あやしやな」、思いもよらぬ犯罪を暴き出す大岡昇平「真昼の歩行者」など、名作九篇を厳選。

【著者紹介】
山前譲 : 推理小説研究家。1956年、北海道生まれ。北海道大学理学部卒業後、会社員生活を経て文筆専業となり、鮎川哲也に私淑する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みやび

    ミステリーと言っても様々な手法があって実に幅広く、どれも飽きずに楽しめた。岡本綺堂の「白髪鬼」と芥川龍之介の「藪の中」のみ再読になるが、どちらもやはり惹き込まれる面白さ。夏目漱石の「琴のそら音」と大佛次郎の「手首」、そして幸田露伴の「あやしやな」が個人的に好みだった。特に幸田露伴は、こんな話も書くのかと新鮮な驚き。文語体なのでかなり読みにくいものの、探偵小説として非常に興味深く読む事が出来た。明治の空気を感じられるのも良いです。文豪と呼ばれる人達はやはり読ませ方が違う。

  • KAZOO

    夏目漱石というといつもこのようなアンソロジーには夢十夜が入ると思っていましたが、今まで読んだことがない「琴のそら音」が入っていました。芥川のは「藪の中」で」解釈次第でどのようにでもなるということでこれは定番です。そのほか文豪の様々なタイプのミステリーで楽しませてくれます。

  • rosetta

    ミステリーと言っても推理とは限らずホラーやリドルストーリー等不思議な話全般が収められている。『文豪の探偵小説』というシリーズもある様なのでそちらも興味深い。夏目漱石「琴のそら音」(明治38)大佛次郎「手首」(昭和4)岡本綺堂「白髪鬼」(昭和3)山本周五郎「出来ていた青」(昭和8)大岡昇平「真昼の歩行者」(昭和30)幸田露伴「あやしやな」(明治23)久米正雄「嫌疑」(大正3)柴田錬三郎「イエスの裔」(昭和26直木賞)芥川龍之介「藪の中」(大正11) 因みに編者は大学の先輩との事(8年上の理学部卒)

  • NDS

    文豪ブームにあやかって。夏目漱石や芥川龍之介をはじめ、明治から昭和の文豪の短編ミステリー小説が掲載されています。 謎をロジックと証拠を用いて謎を解くのみにあらず、不思議なものを不思議なままに描いたり、世の不合理を描いたりするのも一種のミステリーかと思いました。

  • ふう

    申し訳ないが夏目先生と幸田先生で二度寝落ち(おいおい)。しかしその後立ち直ってそれらもしっかり読了(当然だろ)。山本周五郎がイメージと違ってて○。「出来ていた青」ってタイトルが素敵すぎる。一番好きなのは「手首」。「真昼の歩行者」ももう少し伏線あればよかったのに。あぁやっぱり「藪の中」は面白いな〜さすが芥川って感じ。

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