Product Details
ISBN 10 : 4569854427
Content Description
頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代ギリシアのプルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三に当たると言えよう―。歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。
目次 : はじめに―真実は陰気、嘘は陽気/ 第1章 歴史書の愉しみ方と落とし穴/ 第2章 歴史を俯瞰する名著/ 第3章 歴史上の名著/ 第4章 近年の歴史学の成果/ 第5章 現代を読み解くために
【著者紹介】
山内昌之 : 昭和22年、札幌市生まれ。東京大学名誉教授。専攻は国際関係史と中東・イスラーム地域研究。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員、東京大学大学院教授、明治大学特任教授などを経て、富士通フューチャースタディーズ・センター(FFSC)特別顧問、横綱審議委員長、ムハンマド五世大学特別客員教授、武蔵野大学客員教授、アサガミ顧問、兆(きざし)株式会社顧問なども務める。紫綬褒章、司馬遼太郎賞、毎日出版文化賞(2回)、吉野作造賞、サントリー学芸賞などを受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
読了日:2023/06/27
hiace9000
読了日:2023/09/12
KAZOO
読了日:2023/05/12
tamami
読了日:2023/05/01
ねこまんま LEVEL2
読了日:2023/08/20
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