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僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう 文春新書

山中伸弥

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166611188
ISBN 10 : 4166611186
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ一歩踏み出せば、何かが始まる!」。どんな偉大な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。

目次 : 第1章 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)(失敗しても、夢中になれることを追いかけて/ (対談)環境を変える、自分が変わる 山中伸弥×永田和宏)/ 第2章 羽生善治(将棋棋士)(挑戦する勇気/ (対談)“あいまいさ”から生まれるもの 羽生善治×永田和宏)/ 第3章 是枝裕和(映画監督)(映画を撮りながら考えたこと/ (対談)先入観が崩れるとき、世界を発見する 是枝裕和×永田和宏)/ 第4章 山極壽一(京都大学総長)(挫折から次のステップが開ける/ (対談)おもろいこと、やろうじゃないか 山極壽一×永田和宏)

【著者紹介】
山中伸弥 : 1962年生まれ。大阪府東大阪市出身。87年神戸大学医学部卒業、国立大阪病院で整形外科の研修医に。93年大阪市立大学大学院医学研究科修了。米グラッドストーン研究所博士研究員、奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター教授などを経て、2004年から京都大学再生医科学研究所教授。10年4月から京大iPS細胞研究所所長。「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により、12年のノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞した

羽生善治 : 将棋棋士。1970年生まれ。埼玉県所沢市出身。二上達也九段門下。85年に史上3人目の中学生棋士、プロ四段としてスタート。89年、初タイトルとなる竜王を獲得。94年、A級初参加で名人挑戦者となり、第52期名人戦で米長邦雄名人を破って初の名人に。竜王も奪還し、24歳で史上初の六冠王、96年には谷川浩司王将を破って前人未到の七冠独占を達成し、社会現象に。2008年、第66期名人戦で森内俊之名人を破り、名人通算5期を達成、十九世名人の永世称号資格を得た

是枝裕和 : 1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。95年『幻の光』で映画監督デビュー。2004年、『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭にて史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)受賞。13年、『そして父になる』でカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。14年、テレビマンユニオンから独立。制作者集団「分福」を立ち上げる。16年、第8回伊丹十三賞受賞

山極壽一 : 京都大学総長。1952年東京都生まれ。75年、京都大学理学部卒業、80年、同大学院理学研究科博士後期課程退学。(財)日本モンキーセンター・リサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、同大学院理学研究科教授などを経て2014年10月、同大学総長に就任。78年よりアフリカ各地でゴリラの野外研究に従事。類人猿の行動や生態をもとに初期人類の生活を復元し、人類に特有な社会特徴の由来を探り続けている日本の霊長類研究の第一人者

永田和宏 : 1947年生まれ。滋賀県出身。京都産業大学タンパク質動態研究所所長、京都大学名誉教授。歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さと

    “何者”かになるための成功論ではない。かといって乗り越えた挫折を語る武勇伝でもない。では、伝わってくものは何か…人生に於いて予想外の現実を“へぇ〜!おっもしろ〜い”と思いっきり楽しめ、大丈夫だから、というメッセージ。先入観や執着を手放す先に計り知れない可能性が広がっている。 「わたし」という人生の研究者の如く、全てを楽しんで生きていきたいなと思わずにはいられなかった。

  • 佐島楓

    講演録。全体的に皆さんリラックスムードで、初めて聞く話もポンポン飛び出し、素顔がのぞけて興味深かった。京大生向けの講演ということで、若者へのメッセージがそこここにある。私はもう若くないけれど、挑戦し続けることの大切さは身に染みて知っている。自分があきらめたらそこで終わってしまうし、後悔ばかりが残る。よし、頑張ろう。この本を読んでよかった。

  • ちゃちゃ

    失敗や挫折によってこそ目の前に新たなフィールドが拓かれる。4人に共通するのは、失敗を恐れず挑戦し諦めない心が大切というシンプルで基本的な気づき。本書は京産大創立50周年企画として山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一の豪華メンバーを招き、その講演と対談をまとめたもの。とりわけ、先入観が崩れるときに世界を発見するという是枝監督の創作観、勝者も敗者もつくらないゴリラ社会の「負けない論理」に関する山極京大総長の話が興味深かった。次代を担う学生たちへのエールは、何者でもなかった頃のほろ苦いリアルな経験の中にある。

  • akihiko810/アカウント移行中

    著名人の京産大での講演。将棋の羽生、是枝監督など。印象度B+  是枝監督目当て。「何者でもなかった頃」なんていっても、羽生なんて中学生デビューだしな。iPS細胞の山中教授、ゴリラの研究者の人が若手時代の話をしているくらい。 是枝監督の話はやっぱりいい。「そして父になる」でリリー・フランキーが福山を強く殴れなかったシーンの話は、何度聞いても「いいな」と思う。是枝監督、また日本で撮ってほしいけど、もう日本資本じゃ低予算過ぎて無理か。日本映画界の凋落久しい

  • けんとまん1007

    山中先生、羽生さん、是枝監督、山極先生。皆さん、以前から関心を持って、著書を読んだりしていた方ばかり。今回、改めて、それぞれの視点・立ち位置が際立って見えた。そのうえで共通しているのは、謙虚さを持ち合わせていることではないかと思う。

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