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入会林野の変容と現代的意義

山下詠子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130461047
ISBN 10 : 4130461044
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan

Content Description

経済学・政治学をこえた学際領域として発展を遂げているコモンズ論。本書は、コモンズの代表例の日本の入会林野を対象とし、所有形態の変化や森林の公益機能へのニーズを背景に入会林野の変容と課題を明らかにする。

【著者紹介】
山下詠子 : 1980年生まれる。2003年東京大学農学部森林環境科学専修卒業。2008年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、東京大学農学特定研究員・都留文科大学非常勤講師・桜美林大学非常勤講師・一橋大学自然資源経済論プロジェクト研究補助員・島根県中山間地域研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さとちゃん

    必要に迫られて、ざっと一読。入会林野が戦後どのように変遷していったのか、概略としての知識はあったけれど、こうやってきちんとまとめられたものを読むと、いかに政府が林業を含む農村部をないがしろにしてきたのか、また、農村部住民が自分たちの生活基盤であるにもかかわらず流されてきたのか、まざまざと見えてきて考えさせられる。

  • 地域住民が自然資源を共同管理するコモンズの時代に合わせた変化と、それに合わせた林業の持つ意味を解説する。法人機関と民間グループとの対立が主な内容なのだが、政府はグローバリズムに合わせ公共物である森林を保護し、環境税をコモンズ団体に課す。民間団体では「ムラ」の産業形態の保持・仲間内でのルールを主張し、安価な海外資源への抵抗を旨とする。政府が間違っているのは「自然保護」と称した国際間資源戦争の激化と、「自然」への間違った認識で山を放棄したことで、山が死んでしまったことだ。長野の事例を見ると、早急な措置が必要。

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