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教養としての世界史の学び方

山下範久

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492062111
ISBN 10 : 4492062114
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大分岐、世界システム論、生態史観、グローバルヒストリーetc.世界のエリートにとってなぜ「世界史のリテラシー」が重要か?西洋中心史観から全世界レベルで歴史を捉えなおす。

目次 : 第1部 私たちにとっての「世界史」はいかに書かれてきたか(近代的営みとしての歴史学/ 近代的歴史記述をいかに開くか)/ 第2部 世界史と空間的想像力の問題(「ヨーロッパ中心主義」が描いてきた世界地図/ アジア史から見る世界史/ 日本は「東南アジア」をどう捉えてきたか/ 大西洋のアメリカと太平洋のアメリカ/ イスラーム世界という歴史的空間)/ 第3部 社会科学の基本概念を歴史化する(「市場」という概念/ 「市民社会」概念の歴史性と普遍性/ 歴史の中の「国家」/ 戦争と外交/ 概念としての家族の流動化/ 漢字で書き、用いている「文字」/ 宗教的交通の豊かさ)

【著者紹介】
山下範久 : 1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程単位取得退学。現在、立命館大学国際関係学部教授。歴史社会学、社会理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この本も出版社からするとビジネスマンに読んでもらいたい本に属するのでしょうね。ただ内容をよく見ると本当に生半可な姿勢では読み通すことが難しいと思いました。大学の授業でのレベル以上で世界史の観点からのものの見方や分析方法などがかなり突っ込んで書かれています。1章ごとのその専門の先生方が書かれていてしかも参考文献もきちんとしたものがおさめられています。私にはいい本でした。

  • えちぜんや よーた

    結構難しい本だけど、「がーふぁ出羽守」の人は7章の『歴史の中の「国家」』だけでも読んで、主権国家・国民国家の定義を知っておいたほうが良いかと。地理的な国境をものともせず、Web上で事業活動を行うGAFAと、生まれながらに政治共同体の一員として組み込む国民国家とどこで対立するのか。また将来においてGAFAが、果たして国民国家を超える存在になるのか考える上で基礎的な素養になると思う。

  • もりやまたけよし

    世界史の学び方と言うことでいろんな観点から世界史概念を論じてあった。各先生方の得意分野別に並んでいる。アメリカあたりが一番良かったかな。

  • trazom

    「世界史を学ぶ」のではなく「「世界史の学び方」を学ぶ」という本書の題目は、とてもユニークで意義深い。特に、近代を目的視する歴史観、ネイション主体の歴史観、ヨーロッパ中心主義という三つの既成概念を明確に批判した立脚点は、示唆に富む。前半では、時間軸・空間軸ごとの世界史の捉え方が、後半では、歴史を学ぶ上での社会科学の基本概念として、市場、市民社会、国家、外交、家族、文学、宗教の各論が紹介される。ただ、各章ごとに執筆者が異なり、スタンスがバラバラで思想的統一感に乏しいのは、こういう共同研究の報告書の難点である。

  • さとうしん

    社会科学を専攻する学生のための世界史というコンセプト。「東南アジア」などの地理概念の恣意性をめぐる話が面白い。「イスラーム世界」のすべてを宗教性によって説明できるわけではないし、それは後付けの解釈ではないか、宗教とは別の枠組みで説明できるのではないかという指摘が重要。執筆者の指摘する通り、「中国」「日本」などの枠組みについても通用する話だろう。第12章で李光洙が朝鮮文学と中国文学との結びつきをネガティブにとらえたというのは、国書による元号制定にこだわる今の日本と重なるようでもある。

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