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横浜中華街 世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史 筑摩選書

山下清海

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480017420
ISBN 10 : 4480017429
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本有数の観光地、横浜中華街。この街はどのようにしてでき、なぜ人びとに愛されるようになったのか。一八五九年の横浜開港、「南京町」の形成、関東大震災や横浜大空襲での壊滅、戦後のヤミ市や外国人バー街の時代、観光地としての成長、新華僑の到来…。世界中のチャイナタウンに足を運び研究してきた地理学者が、この街の地形や歴史を解説し、世界的にもユニークな特徴を明らかにする。

目次 : 横浜中華街を歩く/ 1 「南京町」から「中華街」へ―形成・伝統・ヤミ市(もとは入江だった横浜中華街―横浜開港と南京町の形成/ 外国人居留地廃止後の南京町―一八九九〜一九四五年/ 伝統的華僑社会の特色 ほか)/ 2 変わり続ける街―対立・観光・新華僑(華僑社会の分裂―二つの中国の狭間で/ 人気観光地への急成長―中国ブーム・中華街ブーム・バブル経済/ 横浜中華街の再編成―老華僑と新華僑 ほか)/ 3 世界に誇れるチャイナタウン―未来に向かって(日本の中の横浜中華街/ 世界の中の横浜中華街)/ 未来へ―これからの横浜中華街

【著者紹介】
山下清海 : 筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。理学博士。立正大学地球環境科学部地理学科教授、筑波大学名誉教授。専門は、人文地理学、華僑・華人研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    中国には何度も行ったが、横浜中華街のような街は存在しない。日本人の中国イメージを形成してきたチャイナタウンが、実はディズニーランド的な夢の世界を演出しているだけと知った。日本に定住した華僑が生き抜くために苦心と努力を重ね、そのような街を1世紀半余の時をかけて創ってきたプロセスには文字通り血涙がにじんでいる。震災や戦災で何度も焼かれ、本国の政治的対立が波及して内部分裂するなど、日本人には想像できない苦難があったのだ。時々の経済や流行に翻弄されながら生き残ってきた街と人の歴史に、流浪の民の逞しさを強く感じた。

  • skunk_c

    地理学者の手による横浜の中華街の成立から現在に至る変貌をコンパクトにまとめたもの。地理の専門家だけに、随所に適切な地図が挿入され、ぐっとわかりやすくなっている。自分が初めて中華街に行った1960年代後半から、大きく変化していく様子をたどることができた。写真も豊富で、p.154の1978年の中華大通りの写真など、懐かしすぎて涙が出そうだった(手前2軒の店はいずれも当時何度か食事をしたことがあった)。最近の新華僑の隆盛と老舗名店の閉店、神戸・長崎や海外の中華街との比較もあり、あっという間に読了した。

  • 榊原 香織

    チャイナタウン研究の専門家。 中華街、というのは日本語だそうです。 世界最大はニューヨークのマンハッタン。最も観光化されてるのは横浜の中華街。 池袋や西川口にはニューチャイナタウンができてるらしく、行って見たい

  • ようはん

    横浜中華街にいつか行ってみたいと思い、中華街関連の本を読んでいたけど中華街の歴史や実情を知るのに関してはこの本が一番良かった。

  • スプリント

    横浜中華街の成り立ちと未来へ続く取り組みについて紹介しています。 出身地域ごとに派閥がありますがその変遷についても触れられています。

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