Product Details
ISBN 10 : 4895923185
Content Description
本書は、心臓電気生理現象の不思議さを理解したいと願うすべての方々のために書かれている。生理学や心電図の勉強を始めようとする医学部学生、基礎関連領域で心臓電気生理学を学びはじめた大学院生、そしてとりわけ心電図、不整脈の成り立ちや抗不整脈薬の考え方を基礎的な面からあらためてしっかりと整理したいと願う臨床医の方々を読者として想定した。イオンチャネルを中心とした心臓電気生理学、心電図学、不整脈学、あるいはその治療学(薬物/非薬物療法)などそれぞれの学問についてはすでに立派な成書が多数出版されているが、本書はそのような成書とは異なり、むしろそれぞれの情報の関連性を概念的に、また感覚的に理解できるようにすることを目指している。
目次 : 1 心筋細胞の電気生理学を考える―何を知っておくべきか(電気生理学はなぜ難しいのか?/ 疑問その1:心臓の電気活動―心臓はなぜ自律的で、規則的なポンプ活動を行うことができるのだろう? ほか)/ 2 分子・細胞レベルで何が起こっているか―ミクロの事象を理解する(静止膜電位とイオン濃度勾配:細胞の内と外/ ナトリウム(Na+)チャネルとは? ほか)/ 3 機能・病態・治療とどう関連しているか―ミクロの知識からマクロの現象を知る(不応期とは?伝導とは?伝導ブロックはどのようにして起きるか?/ リエントリーとは? ほか)/ 4 基礎研究の知識を臨床にどう生かすか―ミクロとマクロの統合の試み:21世紀の不整脈治療を考える(これからの不整脈診療を考える/ 不整脈の基質は可逆的か、不可逆的か? ほか)
【著者紹介】
山下武志 : (財)心臓血管研究所第三研究部長。1986年東京大学医学部卒業。1994年大阪大学医学部第二薬理学講座。1998年東京大学医学部循環器内科助手。2000年より現職、2002年より病棟部/生理機能検査部副部長兼任。日本心電学会木村栄一賞、日本循環器学会Young Investigator’s Awards、世界心電学会Young Investigator’s Awards受賞。日本内科学会内科認定医、日本循環器学会認定専門医。日本心電学会(評議員、学術諮問委員)、日本心臓電気生理ペーシング学会(評議員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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