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フルトヴェングラーのコンサート 叢書・20世紀の芸術と文学

山下山人

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865980073
ISBN 10 : 4865980075
Format
Books
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 【1】演奏記録の全貌 / WFはいったい何回演奏会を指揮したのか / WFは何人の作曲家の作品を何曲、何回演奏したのか / WFはどのオーケストラを何回指揮したのか / オーケストラ別の特徴 / BPOシェフに至るまでの道(1920〜1922) / 【2】誰のどの作品をいつ演奏したか / 【3】「戦争」はフルトヴェングラーに何をもたらしたのか / ユダヤ人作曲家の演奏記録 / 「戦争」はWFのプログラムにどんな影響を与えたか / BPO演奏会のソリストに見る第2 次世界大戦の影響 / 【4】フルトヴェングラーは「同時代音楽の擁護者」か / WFは同時代音楽の「擁護者」だったのか / WFの同時代作曲家の演奏記録を見る / ナチス系の同時代作曲家の演奏記録を見る / 【5】フルトヴェングラーはどの国の作曲家の作品を指揮したのか / 【6】フルトヴェングラーはどんなソリストと共演していたのか / WFが共演したピアニスト、ヴァイオリニスト、チェリスト / ユダヤ人演奏家との共演記録を見る / ユダヤ人以外の主な共演者たち / 【7】フルトヴェングラーのオペラ・舞台上演、および室内楽 / オペラ・舞台作品 / 室内楽、声楽伴奏など / その他、プログラムに関する余談 / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜演奏記録を徹底的に読み込み、解析、分析し明らかにする巨匠の真の姿。 / 録音でしか語られなかった時代の常識を覆す、驚愕の書! 83の表と74の / グラフでデジタルに解析。本書で明らかになるフルトヴェングラーの姿!〜

【著者紹介】
山下山人 : 1958年、山口県生まれ、横浜・東京育ち。1982年、早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社ジュピターテレコム勤務。主に管理・経理業務を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大変な労作です。著者が「まえがき」で述べ...

投稿日:2021/04/23 (金)

大変な労作です。著者が「まえがき」で述べているように、私達は「レコード批評」等に毒されています。いろいろな「レコード批評」に惑わされ、コマーシャリズムに毒されています。あるCDの絶賛に買ったら、はずれだったり。「レコード批評」で、悪評の内容の演奏ものちに、伝記や友人の証言が出ると、病気とか怪我と言う仕方が無いものだったりします。古い録音が、リマスター版で編集等のごまかした録音だったりします。そういう意味で、こっこつとデータを調べて慎重に推量したこうした労作は、大変ありがたいです。是非とも、お勧めします。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ジャズクラ本

    ◎フルトヴェングラーのほぼ全ての演奏を掘り起こしてデータ化。とにかく圧巻で、彼が振った作曲家、曲目、オケ、共演者など、これだけのデータを整理した著者に敬服するばかり。全体の三分の一〜半分ほどはナチスとの彼のスタンスについて解析されている。フルトヴェングラー愛聴家にとってはやはり気になる部分だからだろうか。トスカニーニやワルターとの確執も随所に盛り込まれていて、少しは知っていたもののこれほどまでとは思わなかった。細大洩らさぬ統計データが、なまじな文章よりずっと雄弁にこの偉大な指揮者像を物語っています。

  • 山内 ダイスケ

    超のつく力作である  日頃、フルトヴェングラー氏の録音に慣れ親しんでいても、そのコンサート表情までは知り得ない。  この本では、氏の演奏活動を第一期〜第五期にわけ、実に緻密に記録を整理してある。  私の住む三重県の図書館では蔵書が無く、遠く故郷の岐阜県図書館からかり出されて、手元に届いた。  図書館にいけば、いつでもこの力作に出会える岐阜市民が、少し羨ましい。

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