Books

農協の大罪 「農政トライアングル」が招く日本の食糧不安

山下一仁

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784796667203
ISBN 10 : 4796667202
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan

Content Description

JA農協、農林族、農林官僚…。「護送船団」の延命と引き換えに、危機に瀕する日本の食糧安全保障。食い潰される日本の「農地資産」。誰も書けなかった聖域のカラクリを明らかにする、元農林官僚からの警告。

【著者紹介】
山下一仁 : 1955年岡山県笠岡市生まれ。77年東京大学法学部卒業、同年農林省入省。82年ミシガン大学にて応用経済学修士、行政学修士。2005年東京大学農学博士。農林水産省ガット室長、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任。08年農林水産省退職。同年経済産業研究所上席研究員、東京財団上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えちぜんや よーた

    画数の多い漢字が多くてちょっと読みにくかった。でも、カロリーの低い作物(野菜・果物・花卉)などは比較的自由に取引されていて、カロリーの高い作物(米・麦)などは、ずっぷりズブズブにハマっていることは再認識できた。

  • ちくわん

    2009年の本。戦後の農業政策により、現在の日本の農業がどのようになっているかを解説。「やはり」というのが正直な感想。「農協(JA)」という穏やかそうな組織のからくり(支配)。ただ、実現は極めて困難なのかもしれないが「水」という世界でも希なくらい恵まれている資源を活かして、米の「輸出大国」に大変身できないものか、身近から見直したい。

  • ahwai55555

    昨今の米価高騰と「対馬の海に沈む」の背景につながる部分があるかと思い読んでみた。結果、戦中の農業統制から戦後の農地解放と農協の発足、その後の農協と農林族議員、農林水産省のもたれあいの構造が良く分かった。15年前の本で一生懸命問題提起しているが、現在でもほとんどその構造は変わっていないと思われる。中でも、兼業農家が激減する中でも何故か農協組合員数はほとんど変わらない中で、農地転用で得た預金を、農業生産性向上に投資するでもなく、無理な外債投資で大赤字を出す農協(農林中金)は一刻も早く解体してほしい。

  • 柏もち

    農協には元々良いイメージがなかったが、更に悪くなった。著者が農林水産省にいたため、農政視点で農協・(農林族議員・)農水省を中心に、政治も絡んで日本の農業の問題についてよく書かれている。とくに農政の失敗がどう起ったかが詳細。本書を読めば、農業を犠牲に農家と農協の利益が守られていることがよく分かる。

  • shigoro

    都心の1票が4倍にもなる地方の1票欲しさに兼業を優遇する族議員。優遇してもらうために族議員には逆らわず法案を作る農水省。1000万人の組員を抱え、数と金融で圧倒し、暴利を貪る農協。農業が衰えても農家は儲かるとゆう、訳の分からん仕組みを作る。さらに自分で食糧自給率を減らしつつも、食糧危機を訴えて、予算を増やすというマッチポンプ。いいかげん兼業より専業を優先させろって!!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト