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モンテーニュ入門講義 ちくま学芸文庫

山上浩嗣

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480511102
ISBN 10 : 4480511105
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宗教戦争のさなか、通念や世間の道徳に懐疑の目を向けつつ、自然に従って生きることの喜びを説いたモンテーニュ。その著『エセー』では、自己の判断力を試し鍛えていくさまが、自由な文体によって描き出される。異文化への関心と共感、戦時における人間の狂気や暴力、性の歓び、ボルドー市長としての政治経験、旅と読書の愉楽など、扱われるテーマは実に幅広く、われわれの心を揺さぶる文章に充ちている。ストア的克己主義と節度ある快楽主義とを往還し、メメント・モリの受容から拒否へと至る過程で、独自な思想が紡がれていく。類まれな開明的人物の核心に迫る出色の講義。文庫オリジナル。

目次 : 第1章 「今日は何もしなかった」―『エセー』に見るモンテーニュの脱力的生きかた/ 第2章 『エセー』における死と幸福―「想像」による幸福、メメント・モリ/ 第3章 モンテーニュのパイデイア―旅と書物による「判断」の形成/ 第4章 他者へのまなざし―新大陸の原住民/ 第5章 モンテーニュとラ・ボエシの友愛論/ 第6章 モンテーニュの政治観―乱世における法と秩序/ 第7章 身体の経験―老、病、性

【著者紹介】
山上浩嗣 : 1966年大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ・ソルボンヌ大学にて文学博士号を取得。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。専門はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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