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羆吼ゆる山 ヤマケイ文庫

山と溪谷社

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635050036
ISBN 10 : 4635050033
Format
Books
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
今野保 ,  

Content Description

戦前〜戦後の北海道の奥地、羆の気配を身近に感じ暮らしていた人間と羆との死闘の物語。父から狩猟の手ほどきを受けた今野少年と羆との対決、近所に住む兄弟・七郎と八郎が羆と繰り広げた修羅場、羆撃ち名人の命を奪った手負い熊の恐怖、アイヌ伝説の猟師・仙造と「金毛」という羆との交流。長らく絶版になっていた、戦慄みなぎる名著の復刊。読みだしたら止まらなくなる傑作ノンフィクション。

目次 : 1 出会いと別れ(父は走った/ 舞茸採り ほか)/ 2 撃つ(少年猟師/ 待ち伏せ ほか)/ 3 アイヌの猟師(金毛/ 風雪 ほか)/ 4 流転(暗い春/ 睨み合い ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    アメリカ西部開拓時代には猟師だけでなく農民も銃を持ち、大型の獣と対する話はシートン動物記で読んできたが、北海道でも同様の物語があった。日高の山を知り尽くした人と羆が隣り合わせて生き、今日では想像もできない生活の中に銃が溶け込んだ人びとの暮らしが日本にもあったと教えてくれる。どちらも生きるために必死で戦い、父親が息子に銃の扱いを教えたり、時には人獣の境を超えて交流をもつ姿は、その生活を経験した者でなければ描けないリアリティに満ちている。北海道でも知る人は少ないだろうが、紛れもなく庶民の日本史が息づいている。

  • kinkin

    今、熊の被害がとても増加している。ツキノワグマにしても羆にしてもまともに勝てる相手ではないという。だから危害を及ぼした理、手負のクマは必ず殺さないといけない。この本は今から80年くらい前の羆と猟師の男性や、手負いグマの恐怖、アイヌ猟師たちの話などで構成されている。殺した親子グマが可哀想だと抗議する人たちはこういう本は読まないのかな。吉村昭氏の「羆嵐」などと一緒に読めばその恐ろしさは少しは理解できると思う。ただ人間側に全く落ち度がないとは言いきれない。

  • ポチ

    戦前から戦後の北海道日高地方。羆と対峙する猟師、お互いに命をかけた戦いはまさしく死闘だ。次々と浮かぶ映像に心臓が跳ね上がる。そして今も羆の息遣いは聞こえる。

  • Shoji

    100年ほど前の北海道、日高山脈の山間で炭焼きと狩猟で暮らしていた者たちのノンフィクションだ。ヒグマと対峙した時の息詰まる様子はもちろん凄かったが、当時の自然の濃さ、人間の本能、生活者の民俗、人が自然観をどう捉えていたか、これらに強い興味を持って読んだ。人間の生活の原点を垣間見たような気がした。

  • 著者の体験と見聞きした実話。北海道山奥で製炭業。生活圏には常にクマが共存する。12歳で猟銃を使う。これも生活のため親も寛容。アイヌ猟師の話は興味深かった。

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