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山岳気象遭難の真実 気候変動で山の天気はどう変わるのか ヤマケイ新書

山と溪谷社

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635510752
ISBN 10 : 4635510751
Format
Books
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

爆弾低気圧、豪雨、落雷、異常高温、台風、豪雪など。最新の知見に基づいて気象遭難を引き起こす背景を探り、事故を未然に防ぐ手立てを考察。決して埋もれさせてはならない過去の遭難事故の教訓、将来も風化させてはならない近年の重大な遭難事故の教訓、そして将来の気候変動とそれに伴うリスク。気鋭の山岳防災気象予報士が「過去と未来を繋いで遭難をなくす!」という思いを込めて、すべての登山者におくる一冊。

目次 : 第1章 恐い爆弾低気圧/ 第2章 山岳を襲う豪雨/ 第3章 落雷リスクは増える/ 第4章 異常高温に警戒/ 第5章 夏でも起きる低体温症/ 第6章 関東甲信地方や北日本を襲う台風/ 第7章 中部山岳北部を襲う豪雪

【著者紹介】
大矢康裕 : 気象予報士No.6329、トヨタ系自動車部品メーカーである(株)デンソーで山岳部、(社)日本気象予報士会で東海支部に所属し、山岳防災活動を実施している。1988年と2008年の二度にわたりアフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ5895mに登頂。頂上付近の氷河縮小を目の当たりにして、地球環境や気候変動にも関心を持つに至る。現在、岐阜大学大学院工学研究科の研究生として山岳気象の解析手法の研究も行っている。日本気象予報士会においてCPD認定第1号。2017年石井賞、2021年木村賞を受賞

吉野純 : 岐阜大学工学部附属応用気象研究センターのセンター長・准教授。より高精度な気象モデルの開発を目標として「岐阜大学局地気象予報」を運営。大学初となる気象予報業務許可(許可第87号)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kinkin

    読んでゆくと、登山というのは気象を制したものが成功することを知った。私は登山は、知らないしやったこともないが。エベレストやK2といった登山のドキュメントを読んでいると、常に気象が成功か、失敗、生きるか、死ぬかに影響を与えていること。また、夏場でも低体温症で命が無くなること。現在ではGPSがあって、位置情報なども残せる時代だ。昔は確か、気象のラジオで天気図を書いていたと思うが、最後は結局、危ないかそうでないかの決断が分かれ道だと思った。図書館本

  • ふたば

    過去に起きた気象に端を発する事故を検証し、なぜ起きたのか、回避するにはどのように行動するべきだったのかを解き明かす。ここまでなら、よくある内容だが、原因となった気象条件の未来にまで言及する興味深い内容だった。地球は常に変化している。時代によって気象条件は異なる。これから先の数10年でも全く様相は変わる。過去の事故に学び、新しい情報を取り込んで進化する必要がある。地図と天気図、特に高層天気図を読めるようにしておくことは重要なことだろう。そこから起こりえる危険を嗅ぎ取り、回避すべき悪条件に突入しないためにも。

  • summerman

    遭難についての本というか遭難をタネにして気象を語る本というか。ゆえに非登山者にも有用で門戸を広げていると言えなくもない。普通の天気予報では見かけないような天気図もばんばん出てくるので取っ付きづらいがそんなにわかりにくくもない。山なんて危険地帯に行くんならこのくらい知っときなさいよという主張には黙って頷く他なし。当事者に取材してない強みで結構厳しい指摘をしているのもこの手の本にしては新鮮であった。時折しょーもない自慢が入るとことか温暖化でこうなるみたいなしょーもないコーナーも含め、総じて作者の思想強めの本。

  • takao

    ふむ

  • JF1RLN

    面白い、というと不謹慎だと怒られるかもしれない。教訓に富んだ本。気象要因の遭難事故を取り上げている。事故の概要、原因、どうすれば防げたか、将来的に要因となった気象現象は増えていくのかどうなっていくのか、といったことが書かれていて非常に興味深い。

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