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ISBN 10 : 4480073760
Content Description
私たちが使う「氏名」の形は昔からの伝統だと思われがちだが、約一五〇年前、明治新政府によって創出されたものだ。その背景には幕府と朝廷との人名をめぐる認識の齟齬があった。江戸時代、人名には身分を表示する役割があったが、王政復古を機に予期せぬ形で大混乱の末に破綻。さらに新政府による場当たり的対応の果てに「氏名」が生まれ、それは国民管理のための道具へと変貌していく。気鋭の歴史研究者が、「氏名」誕生の歴史から、近世・近代移行期の実像を活写する。
目次 : 第一章 「名前」の一般常識/ 第二章 「名前」にあらざる「姓名」/ 第三章 古代を夢みる常識/ 第四章 揺らぐ常識/ 第五章 王政復古のはじまり/ 第六章 名を正した結末/ 第七章 「氏名」と国民管理
【著者紹介】
尾脇秀和 : 1983年京都府生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、神戸大学経済経営研究所研究員、佛教大学非常勤講師。専門は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
読了日:2021/07/27
まーくん
読了日:2021/04/23
へくとぱすかる
読了日:2021/04/16
美東
読了日:2021/08/09
更紗蝦
読了日:2021/05/29
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